トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

金色のコルダ3 フルボイスSpecial キャラ感想後半

前半から3か月開きました…!が、ようやく残りのキャラクターの感想をまとめられました。
前半と同じくあっさり風味ですが、ネタバレはありますのでご注意ください。
今回は榊・ハル・新・千秋・土岐・七海です。なんか今回尺がーシャクガーばっかり言ってるような…。
大丈夫な方は続きよりどうぞ。

 

榊大地 CV内田夕夜

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星奏学院の副部長。
音楽一辺倒なメンバーが多そうな中、彼がその他の総合的なサポートを担当。
物腰は柔らかですが、彼が一番シビアに主人公の能力を見極めようとしていた気がします。
そんな大地本人は、医学部志望なのに高校三年生の夏の時点で受験勉強と大会を両立できるポテンシャルの高さ。音楽を本格的に始めたのは高校受験の時に律に刺激を受けてからなのに、副部長にもなれているあたり全方向に優秀です。
そして全てをそつなくこなせるからこそ、彼は夢に熱中できる人間に対して憧れを持っています。夢に全力な人なら自分にも熱を分けてくれる、夢を見せてくれると考えているような気がします。
その点主人公は「音楽に全力で、全国優勝という夢を大地と共有でき、おまけに1stヴァイオリンとして最終的に夢を叶えてくれる」存在なので正にパーフェクト。幸運の女神的ポジションなので好きになるのもやむなしだなという感じ。役満
ただこういう余裕のありそうなキャラクターは揺らぐところが見たいのですが、尺的に厳しかったのかそういうイベントはありませんでした。残念。アナスカに期待です。

 

 

 

水嶋悠人 CV水橋かおり

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星奏学院1年生。主人公の後輩です。
生真面目な性格のため、ゲーム開始当初は道場破りめいたやり方で部を取った主人公に反発します。これは仕方ないですね。
もちろん音楽バカ同士なので、本質を知ることで自然に打ち解けますけども。
彼は美少女めいた外見に反してとにかく言動が漢らしいです。
武道もずっとやっているらしく、単に堅物なだけでなく、それに相応しい精神的な強さを持っているのは大変よかったです。
特にお気に入りは、コンクール演奏直前に頼りにしていた律の怪我を知るシーンと夜遅くに主人公がトラブルで部室に閉じ込められてしまったシーン。
前者は動揺するものの「自分がサポートするから先輩は全力で弾いてください」とすぐに持ち直し、後者はその日の昼に喧嘩していたにも関わらず「自分を頼って正解です」と颯爽と助けに来てくれます。
頼もしい後輩で格好良かったです!

 

 

 

水嶋新 CV岸尾だいすけ

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至誠館高校の一年生。帰国子女。
とにかく明るく、感情表現のストレートな子です。音楽が楽しくて好き。主人公も可愛いし好き。
ポジティブなまま終わるルートかと思ったら、遠距離恋愛要素が入ってきます。彼は大会のために横浜に遠征してきているので、終わったら仙台へ帰らないといけないんですね。
ちょっとしたきっかけで遠距離恋愛は楽しいことばかりじゃないことに気付いた新が尻込みする…というかなり真面目なイベントで驚きました。それだけ主人公に本気になりかけているということでもあります。
ただやっぱり尺の問題でイベント上では*1あっさり立ち直っちゃうのが残念でした。

 

 

 

東金千秋 CV谷山紀章

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神南高校の部長。
冥加がラスボスなら、彼は主人公の(未来の)ライバルでしょうか。完全な対等ではなく、彼女の問題点を指摘するなど一種の師弟めいた関係でもあるのが面白いです。
主人公の演奏のターニングポイントになる一人であることに間違いはないです。
千秋自身はかなりの自信家。しかし努力と事実に裏打ちされたものなので、不快ではなくむしろ清々しいです。言っていることは非常に正論。どこまでもブレない芯を持っているので、八木沢部長とは違う種類の安心感があります。
彼は自然体(であんな感じ)の人なので、主人公へ好意を持つと、ストレートに「可愛くてしょうがない」とか言えてしまう人でもあります。てらいとか変な意地とかはない。
「練習の邪魔はしない」という主人公に、「可愛いお前のためなら時間くらい作る、だから安心してうろちょろしてろ」と言ったときは、萌えるやら恥ずかしいやらでこっちが悶絶しました。
今作最萌でしたが、ソロ部門ファイナルで唐突に出てきた騎士姿の冥加との対決スチルには笑いが出ました。心象風景…?

 

 

 

土岐蓬生 CV石川英郎

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神南高校の副部長。
彼に関してはよくわからないまま終わってしまった…。
曲者と思いきや、単に疲れているだけの人だったようには感じました。小さい頃は体が弱かったと語っていたのでそれも関係するのかも。
とにかく積極的な人付き合いを忌避しているようでしたが、裏表のない主人公は気を張らずにすむ例外のようです。「傍にいても気にならない」が「一緒にいると居心地いい」になり、最終的に執着する…というのがあっさりめに表現されています。
味付け濃い目なら好みのルートでした。

 

 

 

七海宗介 CV増田ゆき

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天音学園の気弱な1年生。
基本的にメンタルの強い猛者揃いのコルダ3において、「演奏家の苦悩」みたいな部分がフィーチャーされたキャラでした。
すごい先輩たちに囲まれて自信がなくなるのも、足を引っ張るのではと怖くなるのも、現実ではみんな大なり小なり経験すると思います。どんな分野でも楽しいだけでいるのは難しいものです。
つまり衝動的に音楽をやめようとしたときに止めてくれ、怖い時に駆けつけて手を握ってくれた主人公は、彼に自信をくれる特別な存在なわけです。大地の感想でも似たようなことを書きましたが、七海の場合はより依存度が高めというか「救済」の面が強い気が。そして私はそういうのが好きです(真顔)。
惜しむらくは彼自身の成長が本当に終盤も終盤だったこと。これも尺が(以下略)。主人公の学校との勝負前に余裕をなくして、八つ当たりに近い言動を取ったのはちょっといただけませんでした。

 

 

 

次回こそ総評です。お付き合いありがとうございました。

 

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*1:実際プレイしていると落ち込んでいる期間はある