トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

24時の鐘とシンデレラ ふわふわ感想

前回に続いて鐘シンシリーズ2作目、24時の鐘とシンデレラの簡単な感想です。

もうこれ書く意味ある……?っていうふんわり具合ですが、ここで記録しておかないとさらにぼんやりしてしまうので(;´・ω・)許してつかあさい

ネタバレありますので未プレイの方はご注意ください。

 

 

感想

24時の主人公は次女ロザリア。

活発で、うじうじ悩むよりまず行動しようというタイプ。今まで自分が妹だったためか、新しくできた妹が可愛くて仕方がない新米お姉ちゃんです。
他の姉妹より考えていることに裏表がなく、全て終わってから考えると彼女は父親似なんだろうなあ。

ちなみに没落してすぐ「家族4人でならなんとかなるから、みんなで頑張ろう」と提案したのは彼女。
実は当初オデットはファティマ達とは縁を切るつもりでいたんですよね。悪意からでなく、まだ知り合って日の浅い自分と借金を背負うくらいなら、3人はもとの生活に戻った方が楽だろうと考えた結果です。そして自分は遠い親戚を頼るつもりでいました。ファティマ&エリーゼも内心似たような考えでした。
そこで「もう家族になったんだから一蓮托生でしょ!」といったのがロザリア。結果みんな仲良く下町生活を送ることになります。ロザリア本人はその発言に責任を感じていて、暮らし向きを良くしようと張り切っているのはこのため。結局貧乏だけど家族仲は良くて幸せな生活を送ることになるので、スカーレット家のみんなは彼女のこの発言に感謝しているんですけどね。

今回は「スカーレット家の紋章を使った謎の呪いの意図と犯人を探る」というのが目的です。
どうしても王道シンデレラのオデットとラスボスを相手にするエリーゼに比べると深刻度は低めですね。ただ深刻度低いと言っても12時も一周したら大体わかっちゃう構成でしたから、私のプレイにはそこまで影響なかったです。

問題は個人的な萌えのツボが、最初の12時に比べるとちょっと外れることが多かったこと(;'∀')
あっそこで引いちゃう?みたいな、ここでそっちいっちゃったか~みたいなキャラが複数いました。残念。

一部のイベントのコピペ感が改善されたためか、金太郎飴感は大分薄くなっていてそこはとても嬉しかったです。

以下は(たぶん)プレイ順のキャラクター感想です。

 

 

ルイス=リード (CV鈴村健一)

幼馴染の騎士。
ロザリアにずっと片思いしていたけれど彼女には意識されず、気の置けない友人関係を築いてきた人です。
なんだろう……悪くないんだけど印象が薄め。ごめんなさい。
幼馴染の王道ぽいイベントが多かったので、アクの強い他のキャラたちに押し負けちゃったというか。
惚れた弱みでロザリアには勝てないのかちょっとへたれっぽい印象もあったのも、他の攻略キャラに睨まれていたっぽいことも、どこまでも不憫なキャラでした。
付き合いも長いし、(邪魔が入らなければ)ロザリアが一番普通に幸せになれるルートではあるかもしれない。

 

 

フェザー (CV下野紘)

スカーレット家と同じアパートに住む鳩のモンスター。気分次第で性別を変えられます。
シンデレラに鳩っていたっけ?と思ってWikipedia先生にお聞きしたところ、どうやら作者によってはドレスや靴を用意してくれるのは鳩みたいです。

私個人は好きでも嫌いでもないですが、同社の「ぜったい女性キャラを攻略対象に入れる」熱意はすごいなと。
ということで女性バージョンのEDも存在します。声優さんの演技が凄い。
彼も熱烈な親人間派で、人間のお店で働きたい!という希望を叶えるためにロザリアと頑張る、みたいなお話だったはず。

12時の頃から彼/彼女にはお世話になっていたので、傷ついて欲しくないな~とロザリアとシンクロしてしまいました。いい人(鳩?)なんですよ。まあ真っ白でもないですけど、ロザリア (とスカーレット家) への好意は嘘じゃないよねとこちらに伝わるようなキャラクターでした。

鳩らしく豆が大好きだけど人間からご褒美にしかもらわないっていうポリシーとか、喉がくるくるぽっぽしちゃうというセリフとか、The ロゼの動物キャラ!と言う感じでした。
個人的に女の姿でも男の姿でもロザリアを独占したいという結論に目から鱗でした。そうか、姿を選ばない、という手もあるのか。

 

 

ダミアン (CV森田成一)

下町で何でも屋をしているネズミのモンスター。
人間へ攻撃もしないけど必要以上の接触もしようとしない中立派のモンスターです。
意外や意外、今作の真相ルート担当でした。
魔王ハロウィンの使い走りのような仕事もしていて、その関係で例の呪いにも関わっていました。

呪いの正体がオデットと王子の恋のおまじないって!相合傘の気合入れた版か。
いやオデットが選ばれた理由が『魔法使いを輩出した家系なのでいつか途絶えるだろう*1から』というもので、それをこの国の次期王様と引っ付けようとしている時点で結構悪意があるんですけど、結局おまじない程度らしいし、魔王本人も覚えてないくらいどうでもいいものみたいなオチでした。

ロザリアに露見する前に「隠し事をしたくない」とダミアンが自分で事情を打ち明けてくれるのも、これ以上この仕事はしないと魔王に話を付けに行ってくれるのも地味に嬉しかったです。序盤がかなりそっけないので余計に。
ダミアンだけでなくフェザーや12時のチャンスも自分と同種の生き物を眷属として操れるそうなんですけど、このタイプのモンスターと結ばれると大変そうだなと思いました。動向を完璧に把握されてそう。

 

 

ライナス=ランドール (CV遊佐浩二)

ロザリアの婚約者でかなり高位の貴族。
ぽや~としているようで腹黒キャラという事前知識はあったのでかなり期待値が高かったのですが、それが仇になってハマり切れなかった勿体ないキャラでした。
もっとこう、最初からロザリアにがっつり執着してる系かと。

実際には割と終盤まで、ロザリアのことは恋愛対象として見てるわけではなかった印象があります。少し変わっていてお気に入りのおもちゃ、くらいに見えました。腹黒さも本気出してくるのはエンディング間近だし。
ロザリアも異性として気になるというよりぼんやりして見えるライナスを放っておけないと言う感じで、その延長で引っ付いてしまったように思えたので、もっと恋愛に変わった瞬間がドラマティックでよりわかりやすかったら嬉しかったなあと。

あと図書館はラブホじゃない。

 

 

オズウェル=サヴァレ (CV津田健次郎)

今回の魔法使い枠。王子の教育係を務めている。
ギャップが大きくて萌えた方も多かったのではないでしょうか。

いかにも人嫌いっぽくて積極的に人に関わるタイプじゃなさそう&恋愛とかはもう枯れて経験豊富でお腹いっぱいな感じなのかなーと思いきや。
世話焼きだし押しに弱いし、恋愛関係は反応が初心。可愛らしい人でした。
魔法使いは曲者と刷り込まれていたのですが、オズウェルは真面目な苦労人の匂いがしました。個人差があるのかなやっぱり。

いつもは静かにロザリアを見守るお兄さんポジションなんですけど、恋愛ではきちんと対等に向き合えてる感じがしていい塩梅でした。

 

 

サブキャラ

今回はシリウスとスペンサー。どちらも前回と同じく恋愛にはならないエンドです。

シリウスは、オデットへ向ける顔との違いが面白かったですね。
一応彼女の義姉ということでなるべく愛想良くしているようでしたが、ヘタレさは鳴りを潜め老獪さとか狡さがちらりとのぞくエンドになっていました。

スペンサーは街で出会うと「今の状況は辛いだろう」「なんとかしたくはないか」と声をかけてくるおじさま。
次の0時の攻略対象です。なんとなく、どういうポジションかわかってしまったような……(笑)
彼の感想は次回へ持ち越しです。

 

 

 

 

次回はラスト0時の鐘とシンデレラとシンデレラシリーズの全体感想も書ければいいな~と思ってます。

もしかしたら、先に違うゲームの感想書きあがればそっちが挟まるかもしれませんが。

お付き合いありがとうございました。

 

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*1:そりゃ半不死で見守ってれば、いつか途絶える家系だって多いのではと思ったんですけど、そんな単純な問題じゃないのかな?