トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

鏡の中の霧深い世界で双子の妹とオカシなお茶会

ご無沙汰してます…。
最近全然ブログを更新できてなかったのですが、単純に乙女ゲームをプレイしてませんでした。
やってもルートひとつ終えられないくらいのつまみ食い。
じゃあ何やってたかというとひたすらマインクラフト。久々に起動したのですが、止まらなくなってしまって。
しかも『適当にワールド生成→気に入ったら装備揃えて洞窟探検→ある程度制覇したら再びワールド生成』の繰り返しだから終わりがない。建築とかは適当です。大体豆腐ハウス。

あとはスマホアプリもちょこちょこ触ってます。相変わらずいつまで続くかわからない有様ですが。
そうこうしているうちに感想の書き方を忘れて(?)しまって、何書いても納得いかない期になってしまうという。
これじゃいかんと、2016年にプレイしたのに未だに感想を書けてないものをいくつかまとめました。
本当は個別記事で詳しく書くつもりだったのですが、それこそいつになるのかわからないのでとりあえず暫定ということで。
※商業同人乙女一般ごちゃごちゃです。
今回はAliceNightMare・鏡界の白雪・SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~・霧上のエラスムスの4本。ネタバレはありません。
タイトルはあとで自分でわかればいいかなと一生懸命つけましたので笑ってください。

 

 

 

 AliceNightMare

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実は2016年一発目にフルコンプしてました。.aihenさんのフリー同人乙女ゲームです。

フリーゲームは色々やってるのですが、これだけは書かないと!と。
全年齢対象ですが、必ず公式サイトの注意書きを一読してからダウンロードをお願いします。
舞台は19世紀のロンドン。心優しい伯爵令嬢アリス・シャロット(主人公※名前変換なし)と彼女にしか見えない双子の妹アリス・イヴリン。
歪な伯爵家によって生まれてしまった奇妙な双子、そしてそれを取り巻く人たちの物語です。
総プレイ6時間ほどだったかな? ボリューム大で大変楽しめました。
若干金太郎飴部分はありますが、複雑な状況や繊細な変化をきちんと盛り込みつつくどくならないといううまい具合の構成になっていました。
アリス・イヴリンゲーと称してもいいほど彼女が重要なポジションですが、穏やかな音大生・大人な専属医・有能執事と攻略対象たちもみんな魅力的。精神的にしっかりしていて主人公が惹かれるのがとても自然に感じます。
ただ私の最萌はエンド無しでした…。設定的にも相性的にも仕方がない感じはありましたけども。
同じ世界設定の新作が出ているそうなので、こちらは絶対プレイします。

 

 

 

鏡界の白雪 

鏡界の白雪 - PS Vita

鏡界の白雪 - PS Vita

 

発売当時5月時点でフルコンプ済み。
実は2016年発売の新作乙女ゲームではイチオシの作品です。の、わりに感想書いてないけどね!
昼間は普通の大学生として攻略対象と交流し、時折訪れる鏡界(キャラクターの内面世界のようなもの)で彼らの本音に触れてトラウマを解消していく…そんなゲームです。
公式サイトの噛みつきスチルや「狂気」などのキーワードで忌避されている方もいらっしゃるかと思いますが、実際は割とガチめのカウンセリングゲームです。狂気の内容もちょこちょこ生々しいものが入ります。それ以外での恋愛関係のイベントは(安易にエロ・ヤンデレに走らないという点で)まっとうといってもいいかと。
ゲーム開始時点では主人公と攻略キャラがほぼ全員初対面に近いので、知り合っていく・親しくなっていく過程が楽しめます。あと個人的にはキャラ萌えがすごかったです。最萌は眞記さん。次点で世裏さん。おまけで全員でわいわいやっているのとか可愛すぎました…。
気が付いたら公式アートブックが軒並み品切れになっててショックでした…再販お願いします…!
ただ鏡界関連の世界の謎はふわふわのまま終わってしまいます。説明はありますが最低限。そこに期待しての購入はおすすめできません。

 

 

 

SWEET CLOWN ~午前三時のオカシな道化師~

SWEET CLOWN 午前三時のオカシな道化師

SWEET CLOWN 午前三時のオカシな道化師

 

夏頃フルコンプ済み。夏空の少し前くらいだったかな?
とあるお城の奇妙なお茶会に招待された主人公が、そこに住まう「願いを叶える悪魔」に後継者として指名されたうえに城に閉じ込められてしまい…というお話。
普段他ゲーで求めまくっている内面描写や葛藤(あるいは狂気)が見える攻略対象増し増しという私好みのゲーム、のはずだったのですが…すみません。いまいちハマれませんでした…。
何がダメだったんだろうと自分でも不思議だったので、考えてみました。結論としては(私の)敗因は三つ。
ひとつ、主人公が最後まで消極的。
彼女も彼女で歪なのですが、その歪ささえ欲求じゃなくて逃避から来ています。
気が強いだけが個性じゃないのね…と思わせてくれるほど流されやすく、何を考えているのか理解はできるものの共感できない子でした。歪んでいるなら突き抜けたものが(私は)欲しかったのに、最終的に中途半端な印象が残りました。
ふたつ、感性が合わないライターさんがいた。
これは個人的な資質によるものが大きいとは思いますが、前後の文脈と繋がらないように思える行動・会話が見受けられました。「えっなんでこういう流れになったの?」とバックログで見返すこと数回。
些細なことですがつり積もると(どうせ私にはよくわからない流れ・感性だし)「攻略対象の心情を考えよう」という気力が失せてしまうので結構重要です。
みっつ、多分これが一番重要。ストーリーの人物設定・世界観の真相については、発売当時ネタバレを聞いていた。
これは自業自得ですね(笑)
一応作品の肝なのは登場人物の内面変化や交流の方とは思います。
しかしお城に閉じ込められた後は、お茶飲んだりデートしたりかと思えば不穏なことを言われたりと緊迫しているんだか間延びしているんだかよくわからない状況に延々置かれることになりますので、真相によって最後に得られるカタルシスや緩急を欠いてしまったのは大変な痛手でした。
とりあえず「異色」「色々すごい」作品であることに間違いはないので「最近テンプレの乙女ゲーム食傷気味だわ」というプレイヤーさんにお勧めです。ぜひネタバレはなしで(笑)!

 

 

霧上のエラスムス-The Erasmus two-faced stories-

つい最近クリアしました。

作者であるNovectacleさんの有名同人ゲーム「ファタモルガーナの館」から登場人物の立ち絵・設定の一部を流用したまったく別のお話(クローズドサークルもの)です。
大学時代の親しいメンバーでの同窓会として小旅行へ行こうと集まった登場人物たち。しかし途中で男性陣の乗る車だけ奇妙な男たちの襲撃を受け、気づけば記憶のない状態で洋館に閉じ込められていた。後に合流した女性陣たちは記憶もあり、襲撃もなかった模様。彼らを招待した「霧の魔女」の正体とは? その目的とは?
ファタモルの方は体験版の2章入ったところでプレイが止まってるのですが、とりあえずフリーの作品からやらせてもらうかとDL。
本編1時間、本編中のとあるサブキャラのエピソードである番外編1時間ほどだったのですが、番外編に全部持っていかれました。
シナリオライターさんのライトノベル(一応伏せます)「モーテ-水葬の少女-」のバッドエンドverというか。
なぜライターさんがこの番外編を入れたのか意図が全く読めずもやもやしました。自己完結は良くないよという教訓なのか、実はこの人にもこういう事情があったんだよという補足だったのか。にしては後味が悪すぎる結末だと思うのですが…。
独りよがりな面があったとはいえひたすら番外編主人公が不憫です。おかげで某キャラへの好感度がプレイ後下がってしまいました。
誰に肩入れしていいか(ライターさんが誰をどう見ているのか)わからない一面がありましたね。良くも悪くも公正な視点で文章を書かれている結果だと思うので、マイナスというわけではないですけども。
あり得なさそうな真相でもぐいぐい読ませ、納得させる筆力はさすがです。
同じくフリーのセブンスコートもプレイ予定です。

 

ただのタイトル紹介になってますね。

色々言いましたけどそれぞれ面白いですよ!私に合わなかったというだけなので。

おすすめです。

 

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