トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

スタスカ夏 感想

前のブログにあげていた夏プレイ当時の感想が残ってました。せっかくなのでこちらものっけておきます。
ただ一つ一つが長かったので適当に抜粋しました。

ネタバレOKな方だけ続きからお付き合いお願いします。

 

 

全体感想

ものすごく癒されました。
部活動って嫌な温度差が生じやすい場所でもあると思うのですが、そんなこともなく全員一生懸命自分の限界に挑んでいました。みんないい子。
衝動買いしてロクに取説も読まずに始めたのですが、夏がシリーズ初プレイだったため「えっ弓道部って女子1人!? いや学園に女子1人!???」とスタスカの洗礼を受けました。
最初からみんな仲が良くて主人公に甘めなのですが、それが自然に受け入れられる作りなのはすごいと思いました。
あとBADEDらしいものがほとんど見当たらないのも衝撃でした。人が、死なない……*1
萌え、というと自分のツボとは少し違ったのですが。
キラキラして、熱くて、甘酸っぱい弓道部の夏をちょこっとお裾分けしてもらったような気分で、とても楽しめました。

 

 

金久保誉 (CV保志総一朗)

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弓道部の部長。西洋占星術科(!?)所属でご実家は茶道の家元とか。一つ年上で優しく皆を見守る先輩。
一応彼のルートで出てきた問題点として「プレッシャーに弱く本番で結果が出せない」というものがあるのですが、そっちがあっさり片付いたように見える程度には抜群の安定感でした。
真面目だけどものの考え方が柔軟で視野も広いので土台がしっかりしています。なんというかいずれ自力で克服したんじゃない?感がすごい。こんな高校生いないよ!と思えるくらいの落ち着きっぷりでした。
弓道の精神修養の賜物なのかな? すごいな弓道……。
そんな彼なので生まれて初めてのスランプに悩む後輩 (梓)にかける言葉としては、彼のものがもっともしっくりきました。
性格は一言でいうと紳士で、主人公を絶えず優しくリードする人でした。宮地と梓がやり合ってる間にちゃっかり美味しいところをもらっていったりも。
弓道を取るか家業の茶道を取るか、はたまた学園で選択している西洋占星術を取るかで悩んでいましたが、西洋占星術を取った場合どういう職業に就くんだろう……? 結局全部やってみようという結論になっていましたけども。

 

 

宮地龍之介 (CV神谷浩史)

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弓道部の副部長で主人公とは同級生。
性格は真面目で堅物、弓道一直線の人。武士。
同い年だからか、宮地に対しては主人公がいい意味で遠慮しないことが印象に残っています。からかったり、買い物につき合わせる程度の我儘も言える。
攻略対象間で異なる関係性を持たせてくれるのは大変好物です。
ただ萌えという点では少々惜しかったです。
ゲーム開始時点で既に1年一緒に部活を頑張ってきているので、最初から仲良し。たぶんこの2人は、知り合ってすぐのぎこちないくらいの時が私の好みドンピシャだった気がする。
宮地に関しては弓道で挫折どうこうといった要素は入りませんでした。終始安定していて、さすが武士。
代わりに半ば勢いで主人公とキスしてしまって、みたいなラブコメめいたストーリーになっていました。どちらも恋愛慣れしていないため、そこからすれ違ったりこんがらがったりしてじれじれとした両片思いを楽しむことが出来ました。
宮地が主人公を口説く梓を注意するときに「神聖な道場で何をやっているんだ!」みたいなお決まりの台詞を言うのですが、たぶん彼が一番道場で不埒な行いをしていた。すごいブーメラン!
あと甘いものが大好きらしいのですが、昼食をケーキにするのはやめた方がいいと思う……。太るよ!と言われていましたがもっと違う病気を警戒した方がいいと思います。

 

 

木ノ瀬梓 (CV福山潤)

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宇宙科の一年生。中学の段階で弓道の段もちで、なんでも要領よくこなせてしまう天才肌。生意気なルーキー(&エース)という感じ。
この特性のためか内面はどこか冷めていて、何にも熱くなれないという面も持ち合わせています。
しかし弓道部のみんなが熱い情熱をもって弓道に取り組むのを見ているうちに、梓も感じるものがあったらしく。あれ? 僕の弓ってつまらなくない? きちんと熱意のあるみんなのほうがすごいよね、と憧憬に似た劣等感を抱くことになります。
この疑問により人生初のスランプに陥って云々というシナリオでした。
恋愛的には、梓は元々弓道は中学までのつもりだったのに主人公の射形に惹かれて弓道部に入部したという経緯がありまして、ことあるごとに主人公を口説きます。
でもスランプに関してはとにかく相談してくれない(笑)
彼にもプライドがあるのか、何度「もう大丈夫ですから、自分で何とかできますから (ニッコリ」と拒絶されたことか。
最後には「弓道に執着しすぎて、それが自分の唯一じゃなかったらと考えると怖い」と吐き出してくれますが、その時の主人公が無茶苦茶熱かった。
「興味のあるものを一つに絞らなくていい、取りこぼさずに全部ものにすればいい。大丈夫、木ノ瀬君ならできる!」と一歩も引きません。修造かな??? 好きだけど笑っちゃいました。
スランプの時は別として、それ以外では主人公をリードしてくれました。
彼はビッグマウスに見えるところもあるのですが、能力が伴っているので全然気になりませんでした。むしろ頼もしくてかっこよかったです。

 

 

3バカ+α

αって言うのはいわゆるノーマルエンドなんですけど、最後に持ってくるとちょっと切ないのでおすすめしません(笑)
弓道部は奮闘するけども各々弱点を克服できず、結局インターハイ自体は残念な結果に終わってしまう……というものなので。
これはこれで一夏の青春ぽくてアリですけどね。

攻略対象3名とEDを迎えかつ誰のルートにも入らなかった場合、弓道部の3名 (通称3バカ)の追加イベントが見られるようになります。
この3人との主人公の関係性がとても良かったです。
普通、部員の中に1人だけ女子がいたら、いい意味でも悪い意味でも一歩引いちゃうってことがあると思うんです。部員とマネージャーじゃ扱いが微妙に違うみたいな。
でもこの4人にはそれがない。
いや女の子として気を遣われてないってわけではなく、馬鹿やらかすときも「お前も混ざるか?」って当然のように仲間に入れてくれようとするんです。こういう関係いいよね。
だから今作中一番好きなスチルはプール掃除のものだったりします。
ちなみに3人それぞれに恋愛未満友情EDが用意されていて、もしFDを買うとしたら多分一番犬飼くんを最後にする*2と思います。
飄々としてバランスが取れてて、でも馬鹿やるときは全力で、先輩のために号泣したりもするってすごく私好みな匂いがする。

 

 

主人公

見た目で勝手に大人しくて引っ込み思案な子かなって思ってたのですが、意外とというかなるほど体育会系でした。思考回路が
とにかく弓道、部活、練習。そして星について。恋愛について考えている暇がない!
だから攻略対象が露骨に口説いても「え?何か言った?」
今回これがすごく多かったです。
主人公の察しが良すぎると損なわれる萌えもあると思うので、別にこういう演出自体は好きでも嫌いでもないのですけど。それにしても多かったですね~。彼女がすべて聞き取れてたら、物語は半分以下の短さで終わってたのではと思うくらいには。
夏のテーマが部活ですので当然ながらずっと部活をしているのですが、これに加えて生徒会やら委員会やらもやってるってリア充って体力ないとなれないんだなって思いました (結論)。

 


夏(というかスタスカシリーズ)のEDの一つに本編数年後を描いたものがあるんですけど、そのEDでのキャラの髪型に対して必ず一言メモがついていて、どういう情熱?と当時の自分に問いただしたい。
いや、確かに眼鏡とかコスプレとか○年後とか普段とは違う姿のご褒美スチル好きだけども……!
梓なんか「襟足切った」としか書いてなくてwもう書かなくていいんじゃない?みたいなものもあって、本当に謎です。

お付き合いありがとうございました。

※今回お借りしたバナーはPC版です。

 

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*1:普段どういうゲームをやっているかお察しください

*2:好きなものは取っておきたい派