トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

鐘シンシリーズ 総評モドキ

今回はあくまで総評モドキでございます。

 

前回までの感想に再三述べたのですが、プレイが大分前でかなり記憶が曖昧な状態で書いていますので(;'∀')
よっていつにも増して当てになりません。こんな印象だったよ!というのを羅列しているだけ。
ストーリーのネタバレはありませんが、作風とかには触れております。
それでもいいよーという方だけ続きよりお付き合いお願いします。

 

 

鐘シンシリーズとは 

童話『シンデレラ』をクインロゼ風に解釈したシリーズです。
モンスターと人間が共存しているというファンタジー世界を舞台に、スカーレット家の三姉妹が幸せをつかむお話です。
1作目である12時は三女オデット、2作目の24時は次女のロザリア、3作目の0時は長女エリーゼがそれぞれ主人公を務めます。シリーズ3作とも時間軸は共通で、主人公(視点)が異なる形です。
彼女らはそれぞれ目的が違うため、3本ともストーリーは異なります。
クインロゼ作品としては癖が弱いとよく聞きますので、ブランド入門者には良いかもしれません。シリーズ内で一番癖がない主人公は24時のロザリアだと思います。

当初はPSPソフトとして3本に分けて発売されましたが、後にシリーズを一つにまとめたVita移植版のトリプル全巻パックが出ています。
※私がプレイしたのはPSP版。
ベタ移植で特に追加要素もなかったはずですので、どちらでプレイされるかはお好みで良いかと。

プレイ順ですが別にどれからやってもいいんじゃないかな、というのが個人的な意見です。シリーズ総勢15名の攻略対象がいるので、誰か気に入ったキャラがいたらその作品から、あるいはその作品だけプレイしても大きな問題はないと思います。
ただ最終的に全部やるつもりであるなら、やっぱり発売順に12時→24時→0時がベストかも。

 

 

システムについて

なぜかおまけにミニゲームはついているけど、本編は読み進めるだけのノベルゲームです。相手を最初に選択するタイプ。
メイン攻略対象は各作品5名の総勢15名。メインキャラはEDが複数用意されています。
またシリーズ他作品のサブキャラED(※)や家族EDもあります。
※『12時』に、フェザー(24時の攻略対象)とレイナルド(0時の攻略対象)のサブEDがあるということです。ただ彼らが正式に攻略できるのはあくまで24時と0時なので、12時では恋愛要素はナシ。

 

シナリオについて

一部を除きほとんどのキャラが初対面の状態からはじまるので、親しくなっていく過程はわかりやすいと思います。
台詞回しとかシチュエーションの魅せ方はさすがだと感じました。
エロはロゼにしては控えめだと思います、たぶん。押し倒すスチルくらいはあります。控えめとは……?

ただシリーズ全てをプレイすると中だるみはする、かも。15名もいますし。
あまり緊迫する作品ではないんですよね。
シンデレラモチーフですから、名家のお嬢様たちが没落してスタートというハードモードなんですが、主人公たちは揃いも揃ってたくましいんです(笑) 自分たちで何とかする気満々。
作中出てくる悪意もふわーっとファンタジーなオブラートに包まれていて、残酷度は低いです。
ハラハラ感は少ないとも言えるし、ストレスフリーとも言えます。

 

また作品ごとに程度の差はありますが、金太郎飴感あり。
個人的な感覚としては12→24→0の順で金太郎飴感は薄くなっていきます。でも恋愛イベントが一番私のツボをついていて、一番萌えられたのは12時。
真相枠は別として、各タイトルのそれ以外のキャラの流れはほぼ同じ(※)と言っていいかもしれません。一周すると状況がなんとなく把握できてしまう作品も。

※恋愛面は除く。
ただ1作品の攻略対象は5名ですから、金太郎飴と言っても耐えられないほどではなかったです。恋愛イベントに関してはむしろバラエティ豊かと言っても良かったですし。
なのであまり「真相とは……!?」と力みすぎず、ロゼ版シンデレラたちはどういう恋をするのか?というところを楽しむ姿勢がベストかなーと思います。
めちゃくちゃ余計なお世話なんですけど『真相EDがある作品が多い』というのがこのブランド魅力の一つでもあると思うので一応ね(;・∀・)

 

 

本当にとりとめのないシリーズ全体の感想でした。これでこのシリーズ関連の感想は終わりです。

 お付き合いありがとうございました。

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