トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

思考が汚染されていく危険 KoA(5)

前回の「ナロスの牙」に引き続き、DLC「デッド・ケルの伝説」から。

エスト内容などに触れていますので、ネタバレにご注意ください。

 

 

 

デッド・ケルの伝説

何百年も前に処刑されたはずの海賊、デッド・ケルを名乗る海賊団の調査&討伐の依頼を引き受ける主人公。
陽気な船長と無口な船員と共に、彼らのアジトのある島ガローズ・エンドへ向かいます。即難破するけど。「行くぞー!」と気合を入れたと思ったら暗転→砂浜に投げ出されていて笑いました。二コマ漫画みたい。
一応ガローズ・エンドには流れ着きましたが、船は大破・船員のほとんどが死亡してしまう最悪の状況です。
情報把握のためにうろついた結果、島はデッド・ケルが支配しており、主人公のような漂流者たちは島から脱出することもできずに1つの村に引きこもって暮らしているらしいことが判明。その村だけは島の神様アカラの加護でデッド・ケルも手出しができないとのこと。
その神様、加護の代償に生贄要求してくる系らしいですが。ただし生贄は殺されるのではなく、人格を乗っ取られるみたい。
遭難者を救出したり、デッド・ケルに接触したり、脱出方法を探したりするうちにさらに詳しい事情が分かってきました。
デッド・ケルは伝承にある海賊本人。死後アカラの手により強制的に蘇生させられたことで、アカラを恨んでいるようです。またアカラから与えられる祝福は迷惑をこうむった自分が受け取るべきと考えているらしく、アカラに目をかけられている主人公が邪魔。
そのアカラの正体なのですが、シーというところで出会ったニラリムと同族のよう。見た目植物っぽい高次元の存在というか。世界の監視者とか言ってたし……。
デッド・ケルの復活も村人への加護もアカラ的には良かれと思ってやったことだったぽい。ただし現在は過ちだったと考えていて、主人公に正してほしいと要請してきます。
祝福を奪おうと襲い掛かってきたデッド・ケルを倒すと、責任を取ってか(?)連鎖的にアカラも消滅。アカラに不信を覚えていた村の住人達も自分たちの身の振り方を考え直し始める……ということで「デッド・ケルの伝説」クリア。
相変わらず高低差のあるマップが苦手で、なんてことない船着き場を探すのに時間がかかったのは秘密です。だってローカルマップは基本自分のいる高さの分しか表示されないんだもんよ……。
アイデラと違ってガローズ・エンドはファストパスで移動できない(=船に乗る必要あり)ので、行き来が面倒でサブクエストも大体同時に終わらせました。
放置されていた砦を復興させよっていうファクションクエストが面白かったです。まあやってることはお使いなんですけど。
あちこち走り回って素材を集め、武器庫を作ったり図書室が解放されたり、ちょっとずつ施設が充実していく達成感が好きです。
復興の手伝いをしてくれた夢見がちなノームのおじさんがいるのですが、彼が「お前のことは利用していただけだったのさぁ!」って斬りかかってくる展開じゃなくて良かった(アマラー脳)。

 

 

ハウス・オブ・ソロー (ファクション)

アマラー節全開のファクションクエストでした。
ウィンター・フェイ(魔法種族フェイの一種)のハウス・オブ・ソローという一族のリーダービザレインに助力を求められてクエストスタート。
ツアサと他種族の争いが激化する中、ハウス・オブ・ソローはツアサと不可侵協定的なものを結んでおり、それに際して親ツアサ派としてリーダーに指名されたのがビザレインです。ただ協定自体に反抗する者も多く、正直人望は全然なさそう。すごく偉そうだしね。
おまけにツアサ側の裏切り者サタンニンとやらが内部分裂を狙って暗躍しているとのことで、一部のフェイはビザレインの言葉を聞かない暴走状態にあるみたいです。
正体不明のサタンニンを探すべく主人公が怪しい人に片っ端から接触している間に、ハウス・オブ・ソローのメンバーはついにビザレインに反旗を翻し、軍隊を編成してツアサに戦闘を仕掛けます。そしてサタンニンの策略であっさり全滅させられてしまいます。本当にあっという間にやられててびっくりしたよ。

サタンニンの目的は「嘆きの力」という膨大な魔力。フェイは不死*1ですが、耐えられないほどの悲しみを感じると自分からその感情を分離させちゃうらしい。永い時間を過ごすための生活の知恵的なものかな。嘆きの力って言うのはウィンター・フェイたちがこれまで貯めに貯めた悲しみたちです。
フェイは魔力で構成された魔法種族なのでその悲しみも魔力には変わりないらしく。うーんファンタジー。
サタンニンの企みを妨害すべく、主人公が嘆きの力の封印場所と鍵を手に入れたところで。

ビザレイン「私こそがサタンニンだったのだ!」

知ってた(´・ω・`) 依頼主が全ての元凶&黒幕なのはアマラーではよくあること。サクッと倒しました。
「サタンニンを倒しても封印の解けかかった嘆きの力に関しては解決していない」と同行していたハウス・オブ・ソロー唯一の生き残りに言われ、てっきり主人公が封印するのだと思っていたら、その生き残りのフェイが嘆きの王*2の再来だったとかで自分の身体に力を封印して眠りについてしまいました。
いきなりでびっくりしたけど「他のフェイの悲しみが聞こえる」とかいう特殊能力者だったので、一応伏線はあったんですね……。ちょっと悲しい終わり方でした。

 

 

トラベラーズ (ファクション)

いわゆる盗賊団クエスト。ここでフェイトウィーバーのところへ行ってフィネス(シーフ系)にアビリティを振りなおしました。
正確には一瞬だけソーサリー(魔法使い)にしたんですけど、やっぱりトラベラーズにはこれでしょうってことですぐに変更しました(笑) ソーサリープレイはまた今度。

トラベラーズには「導き手」という絶対の忠誠を誓う謎の声が存在して、トラベラーズに入った主人公も彼女の声に従って依頼をこなします。盗賊団クエストなので「アイツからあのアイテムを盗んでこい」みたいなものが大半。
金で解決も出来るものもありますが、このファクションに限っては隠密技能は高い方がいいですね。面倒が少なくて。

エストの一環で任務に失敗して捕まった仲間を救出に行くと「導き手に嵌められた」と聞かされます。どうやら導き手はかなりの独裁者なようで、導き手に反感や疑念を持っているようなメンバーは任務にかこつけて始末されているとのこと。
ここから主人公はトラベラーズに残って様子を探りつつ、反乱者たちと協力して彼女の正体を暴こうとします。

結局導き手は神秘的な存在でもなんでもなくて、トラベラーズの幹部の一人アジーンでした。腹話術かよ~。ただトラベラーズへの指示は的確なので、千里眼的な能力者かフェイトウィーバー適性者かなんかと思われます。
ノームのお宝を盗んでアジーンの荷物に紛れさせ罪を被せる作戦を立てますが、アジーン側もこの動きを読んでいました。仲間は主人公を利用しているだけだから裏切ってこちらにつけ、と言われます。最終ダンジョンでどちらの方へ向かうかで分岐。
利用っつってもお互いやられかけた同士報復に協力してほしいと頼まれるのは想定の範囲内だし、何より導き手に主人公は実際殺されかけてるし。
どの口で言ってるんだとばかりにアジーンの懐に秘宝を突っ込んで、とっとと逃げました。頑張ってね!
ノームに攻め込まれてアジーンが仕切っていたキャンプは壊滅状態ですが、他のキャンプは戻った仲間たちが新生トラベラーズとしてうまくやってるみたいです。

 

 

ハウス・オブ・バロー (ファクション)

闘技場クエスト。完全に見落としてましたが、これもDLCで追加されたものみたいです。
欠員が出たということで、闘技場のトーナメントに急遽参加する主人公。戦闘ごとに三人いるNPCからパートナーを一人選んで出場できます。
歴戦の老兵士っぽいビゴー、ウォースウォーンを目指してるらしいローグのエイサ、「とにかく飲んでりゃ何とかなる」という酔いどれ魔導士のヘルガです。ヘルガもいいキャラしてたんだけど、自分がフィネスだったのもあってずっとビゴーと組んでました。

無名の主人公が勝ち進んだことで番狂わせがあったのか、主人公は闘技場のチャンピオン(兼胴元っぽい)に呼び出され八百長を持ち掛けられます。断りましたが、そもそも提案自体が嘘だったらしく次の試合では途中で敵の増援あり。

その後も再びチャンピオンに呼び出されたのでのこのこ指定されたところに行ったら、チャンピオンの代わりに刺客がいたり。刺客を追っ払っている間に主人公不在のまま対戦がはじまっていたり。

こいつ……(#^ω^)

いつぞやの市長ばりに気に入らん。 敵のテンプレートなのか、主人公が妨害に屈しないと分かると「あいつ(主人公の支援者)はお前を利用してるだけ」と告げ口してきますが、直接殺しにかかってるお前が言うなー!
鬱憤は決勝戦でチャンピオンをボコボコにすることで晴らしました。
でもバトルは相当面倒でした。敵が硬くて硬くて。しかも(恐らく)一定以上ダメージを与えるまでは怯まない。
フィネスだったのも良くなかったのかもしれないです。マイト(戦士)だったらもう少し時間短縮できたかも。
とにかくソーサリーの時に作ったダメージ増加薬をガブ飲みして頑張りました。

終戦でビゴーが倒れて動かなくなった時は本当に焦りました。NPCすぐ死ぬからこのゲーム……。
ロードしようか迷ったのですが、数十秒後にスッと立ち上がったので結局無敵だったのかな? 彼は奥さんのために出稼ぎに来てる設定らしいので生存可能で良かったです。

面白かったのは刺客に襲われた際に「本気か?殺すことになるぞ (説得)」みたいな選択肢が選べること。ちなみに説得判定が成功すると戦闘を回避できます。もう説得っていうか脅迫ですけどね。

洋ゲーゆえかCEROZゆえか主人公はやられたら容赦なくやり返すタイプ(※)なのですが、プレイしているこっちも段々主人公に思考が近づいていきます。

※偉そうなNPCに「これをやれ!」と命じられると「あ?やんのか?」みたいな選択肢が出ることがあるくらいには血の気が多い。NPCに嵌められてたことがわかると速攻剣を抜くし。

この時はチャンピオンに苛立っていたため余計にその傾向が強く、主人公と完全シンクロ。いいぞやっちまえ!みたいに内心煽る始末。あとであまりに物騒すぎて自分で笑ってしまいました。

 KoAは狂戦士育成ゲームです。※個人差があります。

 

 

 

ここまでプレイして、メインストーリー、ファクション(派閥)クエスト、DLCはすべてクリア。ダレンタース地方、エラセル平原、デティア地方も大体クリア。

掛かった時間は67時間、クリアしたクエストは177個でした。何度かゲームオーバーになっているので実際にはプラス数時間かかっていると思います。クエスト踏破率は7割くらいかな?

あとはナロスと新大陸のサブクエですが、ほぼ単発クエなので記録とかせずにのんびり回収していこうと思います。依頼人たちが全員街にいてくれたら話は早いんですけど、結構フィールド上うろついてるしな~。

次あげるとしたらクエストクリア後のまとめみたいなものになると思います。いつになるやら。

お付き合いありがとうございました。

 

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*1:正確には死んでも時間が経てば復活する

*2:嘆きの力の管理者