トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

大正×対称アリス HEADS&TAILS 学園アリス&アフター 感想

いや~終わりました。
FDですので本編と比べるとボリューム的には少し物足りない部分もありましたが、対アリらしさのつまった一本になっていたと思います。
構成としては学園パロディの学園アリス編+各キャラクターの本編その後を描いたアフター+本編の裏側を描いた猟師編&オオカミ編となってます。
公式推奨攻略順などはないようでしたので、Twitterでアドバイスをいただきつつ学園アリス→アフター→オオカミ→猟師の順でプレイしました。
今回は学園アリス&アフターの感想まとめです。
追記:学園アリスは初周1時間30分、2周目以降30分~くらいでした。
アフターは各キャラ15分~20分という感じ。
ネタバレしまくっているので、まだプレイされていない方はご注意ください。
よろしければ続きからどうぞ。

 

学園アリス編ですが、実はこういうパロディ系は久々で新鮮でした。
内容は王道学園ものなのですが、キャラクターの軸はブレないまま、いつもとちょっと違った姿が見れたのが楽しかったです。
オープニングの文章などからメタ的な読みをするなら「制作サイドからプレイヤーへ、重たい事情を抱えてない彼らとのほのぼの学園ライフをプレゼント」の意味も含んでるような気がします。
作中の設定的には「有栖百合花からあまり楽しい学校生活というものを送れなかったアリステアたちへ贈る、ボーナスステージ」というのが近い気がします。はっきり答えが提示されているわけではないので真実はわかりませんが。
対アリのことですから、いつ後ろから刺される(隠喩)かハラハラしていたのですが、ほぼ杞憂でしたね。
いや本当に白雪君あたりにサラッと「保健室から出てはいけないって母様との約束なんだ」とでも言われたら血反吐はいてましたよ……。
そんなこともなく(笑)!見せかけでなく本当に平和な学園生活でした。
王道イベントが多かったのですが、キャラクターに思い入れがあると充分ニヤニヤできるんだなあと改めて思いました。
楽しかったです。
 
アフターはエンディングのその後の話なのですが、「めでたしめでたし」で閉じた後も本編の雰囲気のまま過ごしているのがわかって良かったです。
エピローグ時は彼らが具体的にどうなったのかわからず少し心配だったので。
鏡の世界(夢)なのにエンディング後も普通に悩んで苦労して、それも含めて幸せそうなのが彼ららしくて好きでした。
あとは例えばグレーテルの髪飾りのくだりのように、キャラごとに学園編とアフターで共通するエピソードやアイテムが入れられていて、それを探すのも楽しかったです。こういう細かい仕掛け大好き。
以降はプレイ順にとりとめのないキャラクターごとの感想です。
 
 
 

グレーテル (CV江口拓也)

『大正×対称アリス HEADS&TAILS』応援中!

・学園編
お菓子作りがうまいというだけで即デレられても「だってグレーテルだから」と納得できてしまうのは、お得なキャラというかなんというか。ブレずに姉さん大好きなグレーテルでした。
ここだけの話最初は別のキャラ狙いだったのですが、グレーテルルートになってしまいびっくりしながら笑いました。
かぐやさん攻略中も気づけば彼と文化祭まわっていたのでルートに入りやすいのかな?
そういうところも彼らしいです(笑)
まだ知り合ってすぐだからか、本編より構われたがりに見えました。姉さんの視界に入りたくて必死というか、かと思えば不安そうにしてみせたり。
本編はわりと関係性がかたまっていてある種のふてぶてしさwすらあったので、これはこれで新鮮でした。
・アフター
ダイエットに絡めて、グレーテルの成長が描かれていて良かったです。
主人公を閉じ込める気はないようだし、猟師さんを受け入れる余裕も出来ているようでホッとしました。個人的に本編エンディング後も不安が残るキャラナンバー1だったからね…!
一番安心したのは甘いもの自制できるようになっていること。
本編プレイ後、精神的に疲れている人は甘いものを常習的に食べるようになる*1という話を聞いてヒエッとなった覚えがあるので。
全体的にコミカルなノリで読んでて楽しいお話でした。

 
 

シンデレラ (CV平川大輔)

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・学園編
いいお兄ちゃん先生でした……!
こっちのシンデレラさんは家庭環境が良かったのか、本編の問題点が(少なくとも表面上は)見られず、気さくで面倒見の良いお兄ちゃん気質を発揮しまくってました。
よく考えたら*2教師と生徒なんですが、卒業まできちんと待ったのは個人的に好印象でした。
ただ、百合花嬢の行動が私にはすべて計算づくに見えてしまって……(笑) ごめんね!
だってシンデレラ先生の「尽くす女がタイプ」発言からの、甲斐甲斐しい雑用係や文化祭のアシストだったから!!
『高校生の頃ってあそこまで先生に親切できたかな? いや~違うな~これは落とす気満々だな~(笑)』と彼女が肉食系乙女だったのをまざまざ思い出させてもらいました。
※私の邪推にすぎなくて、スーパー才女の純粋な親切だった可能性も高いです。ごめんね、百合花嬢。
・アフター
ふ……不安だ!シンデレラさん金銭感覚なおってない!!!
と学園編の安心も束の間、妙に生々しい、締めてるようでガバガバなお買い物風景を見せられて一気に頭が冷えました。
種明かしするとプロポーズ予定の特別な日だったからなんですけどね。プロポーズだからね!ある程度は豪儀にやってもいいよね!普段はどうなんだろう……。
弟たちにどういうプロポーズが喜ばれると思う?って真剣に相談するシンデレラさんは可愛かったです。基本真面目なんですよね、シンデレラさん。結果溢れる女子力で殴る系デートになってましたが。
酔っぱらった百合花嬢があざといぐらい可愛くて本当ご馳走様って感じでした。
でも百合花苦労するぞこれ……。
 
 

白雪 (CV蒼井翔太)

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・学園編
保健室登校中のようですが詳しい事情には触れられず。読書を通じて仲良くなって……みたいなお話です。
何事も興味が薄そうな白雪くんが少しずつ主人公に執着していくところに萌えるべきなんでしょう(たぶん)が、どちらかというと主人公が何も働きかけなくても、自力で問題点を改善しようとする姿勢を見せたラストが好きでした。
本編中一番強いひとだったのではと(今では)思っているので、芯の強さを彷彿とさせる流れで良かったです。
・アフター
グレーテルくん・シンデレラさんと続いて完全に油断してたところに、「ここはアリステアの記憶の中の屋敷(意訳」というセリフが高速で突き刺さったシナリオでした。
忘れていた私が悪かったんですけど……そうだった、白雪くんシナリオは「自分がアリステアの別人格である」ということを認めないとエンディングにいけないんでしたね……。
内容的には、かつての屋敷(今は廃屋)に閉じ込められてしまった二人が、どのように過去と付き合っていくべきか考えるお話。前向きな感じの終わり方で良かったです。
イメージ的には白い雪の中ピアノ弾いたりなんかして(急に歌うよ!)静かに交流する二人が強く焼き付いているんですけど、プレイ中の私の心中は再認識した事実に荒れ狂っていました。思えばすごくつらい設定だなと思って……今更……。
あまりの動揺に深夜、本編を引っ張り出して白雪編を再プレイしたくらいです。
白雪というキャラクターの印象が更新されたので、再プレイのきっかけになってよかったと思います。作文。
 
 

かぐや (CV増田俊樹)

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・学園編
かぐやさんはちょっと勿体なかったな~と思いました。
甘いセリフで女生徒に人気だけどどこかアンニュイ系臨時教師なんですけど「ひぃさんだけは自分を見てくれた」の部分が具体的にどこだったかが私にはいまいち伝わりませんでした。本気でかぐや先生を好きになって彼を知ろうとした女生徒って一人二人じゃきかなそうだけど……。
尺短めだし今回重たいバックボーンなしっぽいので仕方がないのかもしれない。
文通のやりとりは本編交換日記を思い起こさせてくれてすごく良かったです。
付き合えへんなら教師やる意味ないやーんってしれっと理事長から許可もらってくるのはさすがだと思いました。あと彼にだけは百合花の方が軽く振り回されているように見えるところも。
生き方は不器用なんですけどこういうところは要領いいですよね、彼。
・アフター
本編ラストの重たい束縛尽くし系ダーリンのままじゃないですかやだー!
グレーテルくんに並んでエンディング後が心配な人だったんですけど、段々周囲に心を開けているようだし、一応安定した、のかな?
百合花がよそ見していても体調を崩してもまだ笑える範囲の挙動でしたから。
ただ彼女の例の傷について怪我させたことを後悔しつつも、二人の絆の拠りどころとして執着してるとかだったら……こわい、とかちょっと思ってしまいました。
まあ一番ストレートに怖かったのは、百合花のテレパシーを受信してるとしか思えない反応速度でしたけどね!
コメディで終わってくれて良かった本当に。
 
 

赤ずきん (CV前野智昭)

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・学園編
本編中のお堅い赤ずきんさん寄りですね。まだガード緩めていない。
関係性やシナリオが好きなキャラは他にもいますが、ストレートに萌えたのは赤ずきんさんだったので嬉しかったです。
教師をするにはちょっと危なっかしい気はしましたが、「百合花が彼の正義を守るために立ちまわっていること」を実はきちんと認識してて「おお」と思いました。
顔を真っ赤にして必死に告白してくるシーンが可愛すぎて教師とか生徒とか(そこまでこだわってたわけではないですけどw)どうでもよくなりました。私の負けです。
・アフター
言わせてください。これはひどい(笑)
下ネタ……というほどでもないけど、一つ一つに赤ずきんさんがずっと過剰反応してて大変そうでした。
小学生かな(;^ω^)?と思ってたら百合花嬢にもそう指摘されてて笑いが。
一生懸命誘惑したのにスルーされて、恥ずかしいやら腹が立つやらで拗ねる百合花嬢は普通の女の子らしくて*3良かったです。
「私は狼です!!貴方を見ていると、ムラムラします!!」
たぶん私がプレイした乙女ゲーム中で一番漢らしい告白だと思います。何を言っているんだ。
あまりのことにメモ取ってました。
 
 

アリス (CV松岡禎丞)

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・学園編
しょっぱなの彼の早口長台詞を聞いて「わあ対アリだ~」と感慨深くなったのでアリスくんの罪は重い。
大袈裟ですがこの世界観に帰ってきたな、と実感がわいちゃったんです。
しかしすぐ動揺したり「君が可愛いことは認めている」とかぽろっともらしたり、このアリスくんは脇が甘い(笑)
ぐいぐい攻める百合花嬢と真っ赤になってわめきながら逃げるアリスくんのやりとりにずーっとニヤニヤしっぱなしでした。
・アフター
アリスくんにロリコ出会った頃の百合花(=現実の百合花)の方が好きな疑惑が浮上し、主人公が縮んでみるお話。
学園編に続いて松岡さんが全力でした。早口だったり嫌味っぽかったり物まねしたり。かと思うと絶叫して、お疲れ様です(笑)
加えて今回は「アリスくん素で百合花に甘いこと言えたんだね…!?」と慄くらいやさしいトーンで可愛い可愛い言うんですよ。少し怖かった(笑)
結局彼は、最初から小さい主人公が自分のヒロインだと気づいていたんですけどね。
某コミックでも思ったのですが「自分を選んで(=好きになって)くれたから」というのは恋の始まりとしてとても自然で素敵だと思うんですよ。ここはきっちり決着がついて良かったです。
 
 

魔法使い (CV羽多野渉)

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・学園編
魔法使いさんはどっちもラストがいいとのアドバイス通り、彼だけ少し異色でしたね。
他のキャラがこの世界をどう思っているのかについては描写がないのですが、彼だけははっきりここも鏡の世界だと理解しているようです。
自分のルートに入りそうになるとそっけなくなるところとか他の攻略対象を見てもらおうと空回りするところとか、本編準拠だと思うんですけど……ごめんなさいこれはもやもやしました~(;'∀')
だってこれ、魔法使いさんに片思いするヒロインがまた一人増えたってことですよね……。
黒猫さんはアフターで救済がありましたが彼女はどうなるんだろう、と考えると複雑です。
優しい先輩を好きになったけど初恋が叶わなかった百合花*4がこの先どうなるのか、というのも見てみたい気はするんですけど、世界観を考えると彼女に先はあるのかどうか。失恋を乗り越えて他の人を好きになるという選択肢はない気がします(´・ω・`)
黒猫さんにならってずっと魔法使いさんを好きなままなのかな、やっぱり。
・アフター
既にちらっと触れてますが、黒猫さんおめでとうございます!
粘り勝ちでついに魔法使いさんを落としました。
本編は切ないエンディングで若干心残りがありましたので、幸せになってくれて本当に良かった。
魔法使いさんがなぜ女王様以外の百合花を受け入れなかったかの理由も判明して納得でした。バッドエンドを迎えて消えていった他の百合花への罪悪感からだったんですね。彼も辛い立ち位置だ……。
でも無事虹もかかったので。ここから二人で仲良く楽しく暮らしてほしいです。
 
 
 
今回は特に思ったことをそのまま書きなぐってます(笑)
お付き合いありがとうございました。

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*1:甘いものを食べると脳内麻薬が出るため、これにやみつきになるとのこと

*2:あまりにもみんなブレなさすぎて、すぐ学校だってことを忘れてしまうw

*3:私は彼女を何だと思っているのか

*4:本編のヒロインたちはほぼ初恋を叶えているので