トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

キングダムズオブアマラー:レコニング プレイ日記(1)

ここ最近ずっっっっとRPGをやってます。
タイトルにもある「キングダムズオブアマラー:レコニング(以下KoA)」*1
まあこちら日本版の発売が2012年なので若干の今更感はありますね……かなり長い間積んでたわけですが、いざプレイすると止まらなくなりました。
 
KoAは海外産オープンワールドRPGPS3版とXbox360版が存在します。
ファンタジー作家R.A.サルバトーレ氏がシナリオを手掛けているガッツリしたファンタジーです。不勉強なもので私は存じ上げなかったのですが、かなり有名な方らしい。
他にも有名なクリエイターが制作に参加した意欲作だったようですが、残念ながら現在そのメーカーはなくなってしまったとのこと。
そのためか元々なのかPSストアにDL版がないので、現在入手しようと思うなら中古ショップでパケ版を探すことになると思います。
日本発売版には、海外で有料DLCとして配布されていたものがすべて収録されていてお得です。DLコードじゃなくディスクに収録されている形式なので中古でも問題なし。
ただしバトル中に血のエフェクトが出るせいなのか、CEROは一応Z(18歳以上対象)ですのでご注意を。
個人的にはそこまでグロいと感じませんでしたけども、苦手な方はいるでしょうしね。 
 
システム・グラフィックの面で最新作品には一歩劣るかもしれませんが、オープンワールドが好きだとかファンタジーな世界観に浸りたい方にはお勧めです。
まだプレイ途中の身ではありますが、今回はこんなゲームですよ~という簡単な紹介をさせていただきたいと思います。
核心的な内容バレはありません。
よろしい方のみ続きからお願いします。
 
 
キングダムズ オブ アマラー:レコニング

キングダムズ オブ アマラー:レコニング

 

 

ストーリー
すごくざっくりとストーリー導入部をまとめますと。
多様な種族が平和と戦争を繰り返してきた世界、アマラー。
しかしガドフローという一人のフェイ(魔法種族)が、フェイの王を殺し他の種族に宣戦布告したことでかつてない大規模な戦乱の時が来る。
※ガドフローはツアサという軍を作りアマラー侵攻を開始するのですが、雰囲気はロードオブザリングサウロン軍のあんな感じです(ボキャ貧)。
一方そのころ、ノームの天才学者であるヒュモラス・ヒューズは死者を蘇生させる技術の研究をしていた。
その最初にして唯一の成功例が主人公。
蘇った彼/彼女に生前の記憶はなく、また、すべての人間の運命が決まっているアマラーにおいてただ一人、運命が白紙であるという性質を得てしまう。
記憶を取り戻すため手掛かりを探す主人公だが、その特異な性質によりアマラーの運命も握ることに…。
と、まあこんな感じです。
 
補足するとこの世界では運命のことを糸のようなものとイメージしているらしく、「織り目」や「タペストリー」などの単語で表現されたりします。お洒落。
予言者に相当する、フェイトウィーバーという職業も登場しますが、彼らは先を占うというよりタペストリーを読み解く存在として扱われています。そういうイメージに落ち着いてしまうくらいこの世界では運命が絶対的に決定されている、と思ってもらえれば。
自分の人生がすべて書かれた物語(予言書)を持ってる人すらいたりします。
主人公はその糸に縛られず、かつ他者の運命に介入して結末を書き換えられるチート能力者なわけです。
要するに主筋は“突如現れた魔王に、この世界でただ一人運命に縛られない主人公が立ち向かう”という王道ものです。
 
 
このようにメインの目的はガドフロー討伐と自分の記憶探しなのですが、驚いたのは数あるサブクエストもきちんとストーリー背景が作りこまれていること。
一例ですが「とある薬剤師が画期的な薬を開発したが、その弟子が賊にさらわれた。救助を依頼されアジトに向かったところ、弟子は賊の一員で、実は薬のレシピを入手するために薬剤師のもとに潜入していたことが判明する」とか。ちゃんと起承転結がある。
さらにはいくつかの連続したクエストで進行する、ファクション(派閥)クエストもあります。
また、全てではありませんが、クエストの中には選択肢で展開が変わるものも存在しました。最後の最後に欲に目をくらませて仲間を裏切ったり出来るものも(笑)
メインクエストがまだ途中なのでわからないのですが、エンディング分岐とかあるのかな。どうなるのか楽しみです。
 
注意点として、上にもちらほら出てるんですけど、その比ではないくらいこのゲームしょっぱなからガンガン固有名詞が飛び出します。
でも大体の雰囲気がつかめればいいと思います(;'∀')
Tipsとかアーカイブみたいなものがないかわりに、名前ありのNPCに話しかけると関連する単語に関して話してくれます。
その辺の断片的な内容を集めて「あ、これってこのことか」とわかる仕組み。
面白いシステムなのですが、毎回「内容を把握しようと謎の単語を推測しながらイベントを見る→行動可能になったら会話で単語を選択して確認」を繰り返すと疲れてきます。
まあガッツリ調べなくても雰囲気でなんとかなりますし、それでも充分面白いですよ(実体験)!
ここでつまずいて回れ右しちゃうのは勿体ない…と思います。
 
 
システム
キャラクタークリエイトですが、最初に種族、性別、守護神を選択できます。
種族はアルメイン(土着の民?)・ヴラニ(遊牧民)・ロサルファー(エルフっぽい)・ドカルファー(ダークエルフっぽい)の4つ。
アマラーには他にもノームやフェイ(魔法種族らしい。妖精みたいなもん???)などが存在しますが、主人公の種族にはできません。
種族と守護神をどれにするかで、各ステータスに初期ボーナスが入ります。
外見について幅は正直あまりないです。
種族と性別を決めるとプリセットがいくつか出てくるのでそれを微調整する程度。
スカイリムのバニラよりは美女っぽいものが作りやすいですが、男性キャラはイケメンというよりごつい漢キャラができます。
 
こうして作成したキャラクターは、レベルアップ時に入手できるポイントを各項目で割り振ることでカスタマイズ出来ます。
 
(1)まずはスキル。
探索系や生産系の能力を強化できます。
ちなみに錬金術・鍛冶・探知・解呪・開錠・説得・商才・宝石術・隠密の9種類。なぜ料理がないんだ…!
スキルは各地にいるトレーナーにお金を払うことでもあげられます。ただし回数上限があり。
 
(2)次にアビリティ。
戦闘系の能力強化です。
大きく分けてマイト(戦士系)・フィネス(ローグ系)・ソーサリー(魔法使い系)の三つに体系化されていますが、KoAではジョブシステムはないので、どれでも自由に取得可能です。
つまりマイト系のアビリティのみを取得していって極めてもよし、三つをバランスよくとって万能タイプにしてもよいわけです。
 
(3)最後にディスティニーです。
が、これは正直今現在の時点ではおまけのように考えてます。やりこむなら重要になってくるんでしょうが……。これがまあジョブの代わりなのかな?
どの系統のアビリティにどれだけポイントを振ったかで得られるボーナスのようなものと認識してます。
例えばフィネス系ディスティニー「ローグ」はフィネス系アビリティにポイントを1つでも振っていればセット可能で、「間接攻撃+10%、回避時のダメージ耐性+30%、貫通ダメージ+5%」のボーナスが得られます。
職業を決めて、それに関連するスキルを覚えていくRPGとは逆なんですね。
好きなスキルを覚えて、条件を満たした中で好きなディスティニーを選ぶって感じ。
 
そしてとても重要なことなんですが、このゲームお金さえ払えばまっさらな状態にして上記ポイント振り直しが可能です。
つまり戦士プレイに飽きてしまったら、新しいデータを作るまでもなくいつでも魔法使いに乗り換える…ということが出来ます。
これ素晴らしいと思いました!
オープンワールド系は膨大なボリュームが嬉しい反面、途中でプレイスタイルに飽きちゃうことがあるので…。
どの能力も必須というより取ってると遊び方の幅が広がるという感じなので、リセットもできるし、気楽に割り振れるのがありがたいです。
 
 
バトル
シンプルなアクションです。
メインとサブの2つの武器と盾をセットできます。
使用している武器のアビリティを上げることでモーションというか技が増えていきます。
またメインとサブの組み合わせによっては、より効果を発揮するものもあるとのこと。
難易度はオプションで変更できますが、爽快感に重点を置いているようで全体的に易しめです。
無双…ほど敵が一気に大勢出てくるわけじゃないですが雰囲気はあんな感じ。さくさく進めて楽しいです。
武器や防具は、装備すると外見も変わります。
ハクスラ要素もあるのでどんどん手に入る強い装備に変更していくも、見た目にこだわってずっと同じものを使い続けるのも自由です。
 
 
オープンワールド要素
マップは広いのですが、スカイリムなどに比べると自由度は落ちます。
というのもKoAにはジャンプ操作がないので、高低差のある地形を無理やり踏破するというようなことはできません。
だだっぴろい平野のようなフィールドは気にならないのですが、切り立った崖に挟まれた山道などは決められた通路の付近しか移動できません。ほぼ一本道になります。
街やダンジョンに入る以外はシームレスで読み込みなしなのは大変良かったです。
移動は基本徒歩なのが少し気になりましたが、一度訪れた施設はファストトラベルで瞬間移動できるので不満というほどでもないです。
というか今思いましたがアマラーにはそもそも馬がいないのかも? 見た記憶がない…。
 

ほかに現状でちょっと気になったのはカメラワークとアイテム管理ですかね。
手動ロックオンがない*2代わりに、バトル時は自動でカメラ位置が調整されます。
敵に囲まれたりすると勝手にロングショットになったりぐるぐる回転したりして、ちょっと戸惑いました。障害物に視界を遮られたりも。
毎回ではないですし、こういうゲームあるあるといえばあるあるなんですけど。
あとはたくさんアイテムが入手できるゲームので、すぐアイテム欄がいっぱいになります。なのである程度進めるとアイテムはガンガン処分することになると思います。
バックパック買うか拠点を入手できると保有数も増えるのですが、一部のクエストアイテムはクエスト終了後も残り続けます。預けることも売ることも出来ないようで、こういうタイプのゲームには不親切な仕様かなーと。
どちらも改善してくれたら嬉しい、というくらいでプレイを止めるほどじゃないですが。
 
 
次の目的地がマーカーで表示される、スキルの振り直し可能、戦闘は爽快感重視…と全体的にストレスなくプレイできるよう調整されたゲームだと思います。
オススメ。
 
次回以降並行してプレイしている他のゲームの感想も挟みつつ、こんな感じでプレイしたよっていうのを(ほぼ自分のために)まとめたいと思います。
一般ゲームはクリアしてからまとめるようにしてるんですが、ボリュームがすごい作品なのでマメに記録していった方が後で楽しいかなと思いまして。
試験的にこういう形にしてみましたが、KoA以外でもこういう形式にするかは未定です。

お付き合いありがとうございました。
 

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*1:正確には別のRPGを一本クリアしてるんですがそっちはまた後日

*2:カメラ自体は動かせます