トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

【総評】 金色のコルダ3 フルボイスSpecial

(私でも)浄化された…。

ようやく総評です。返す返すも去年中にあげるべきでした本当に。
今回総評ですのでネタバレはありません。
また私はシリーズ(ほぼ)初プレイです。コルダ初心者の感想であることを先に申し上げておきます。
それでもよろしい方は続きからお付き合いお願いします。

 

「自分の音を磨くためには、さまざまな演奏家を知らねばならない。
ライバルたちとの出会いが必要なんだ。」
ヴァイオリンの腕に磨きをかけるために、横浜にある音楽教育の名門「星奏学院」に転校してきた主人公。
彼女は、校長の勧めを受けて校内で最も音楽家の生徒が多く所属する
「オーケストラ部(通称:オケ部)」に入部しようと門を叩く。
おりしもオケ部は、この夏に行われる「全国学生音楽コンクール」の
アンサンブル部門に参加するメンバーの選出の真っ最中だった。
主人公は仲間たちとともに、全国から集うたくさんの強豪校に立ち向かうことになる。
負けられない戦いに挑む男子の真剣なまなざし。花火大会や夏祭りなどの甘酸っぱい思い出の数々。
夏の終わりに主人公が得るものとは──?

公式サイトより。

 

有名シリーズの攻略キャラを一新した3作目、金色のコルダ3 フルボイス Specialをクリアしました。
コルダと言えば難しいシステム…と思っていましたが、3から難易度が下がったとのことで、シリーズ未プレイの人間も手に取りやすくなっているのは大変ありがたかったです。
攻略対象は12人と多くバラエティ豊かなものの、内容は共通して王道青春モノで、恋愛面以外でも注目する部分が多くて楽しかったです。

 

 

王道を行くストーリー・キャラクター造形

3はスランプに悩むヴァイオリン奏者である主人公が、心機一転音楽名門校である星奏学院へ編入。オーケストラ部へ入学して大会で優勝目指して努力する…という王道ストーリーです。
登場人物も、かつては天才少女だった主人公、頑なに自分の音楽を貫く幼馴染、強豪校の因縁の相手…などなど乙女ゲーム的というより青春部活ものの漫画に出てきそうなキャラクターが揃っています。
それにより単に恋愛の相手であるというだけでなく、関係性に幅やドラマが生まれて面白くなります。
なにより打ち込むもののある人間*1の魅力が清々しく描かれていて、素敵でした。

 

 

コルダ入門者にもやさしい難易度

シリーズ初プレイでもシミュレーション系のゲームが苦手でも、お目当てを一人に絞りゲーム内で提示されるヒントを最大限に生かせば、自力攻略は充分可能です。現に私がそうでした。
チュートリアルも丁寧。そのためシステムを把握しやすく、次に何をすればいいかがわかりやすいです。
慣れてくると同時攻略も出来て、プレイヤー側がある程度難易度を調節できるのも素晴らしいと思います。全員まとめて一度のプレイで攻略することも不可能ではありません。

 

 

大量の攻略対象とそれゆえの若干の弊害

本作では12人にEDが存在します。
それぞれ印象の異なるシナリオを用意しているのはさすがなのですが、この人数だとイベント数にはどうしても差が生じます。そのため全キャラクター間のイベントの質・量は不均等気味。
またゲーム全体としてはかなりのボリュームなのですが、1人や1つのイベントを抜き出すとあっさりしています。主人公の(内面)描写を極力削る作風ですし、前述したように12人きっちり描き切るのは難しいため致し方ないと思われる部分なのですが、この辺は心に留めておいた方がいいかもしれません。
股がけがうまくできないと人数分周回しなくてはならず、シミュレーションパートの負担が大きくなるという難点もあります。

 

 

 

まとめ!

☆4.4。
前述の点を踏まえても、とにかく楽しかったです。
一般的な糖度*2は低くとも、登場人物たちの魅力がわかるイベント・親しくなる過程・一貫したテーマのある作品は面白いんだと再認識させてくれました。
尺の犠牲になったと思われる部分があるのは非常に残念ですが、総合的に見て作りの丁寧な良作だと思います。
(恋愛以前に)人として魅力的な高校生たちの爽やかなゲームがプレイしたい方にお勧めです。

 

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*1:主人公を含む

*2:わかりやすくイチャイチャするシーン