年末年始の散財記録とMalus Code感想
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
タイトル通りの内容なのですが、期待していたPSストアの気まぐれ感謝祭的全体セールが来なかった&買おうと思ってたPCギャルゲーが移植予定ありとのことで見送り、などで思ったより控えめに終わりました。
※Malus Codeは乙女ゲームじゃないです。ギャルゲー寄りノベルゲーム?
感想部分は深い内容には触れていませんが、「どんなゲームか」といった文章を含みますので、それでもよろしい方のみご覧くださいませ。
購入したリスト(12月末~)
コンシューマ編
「遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド」(Vita)
予約して購入。なにぶん本編コンプできていないのでしばらく寝かせます…。
「剣が君 ツインパック」(Vita)
本編はPC版フルコンプ済みなのですが、いい機会なのでツインパック買いました。今途中の諸々終わったら最優先で取り掛かりたいです。
「緋色の欠片ポータブル」(PSP)
中古ショップでお安くてつい買ってしまいました。オトメイト作品多めにプレイしているので、前から有名どころはおさえたいなと思っていたんです。という言い訳です…。
買った数日後にビーズログで移植の文字を見かけてタイミングの悪さに笑いました。内容は同じらしいので、セフセフ。
「十三支演義」(PSP)
こちらもお安くて同時に購入。ヤンデレいるよ!とずっと聞いていたので、ヤンデレ好きとしてはやらざるをえないかなと。
PC編(同人含む)
「Forget Me Not: My Organic Garden」
邦題:わすれなオルガン。ポップな内臓集めゲームです。
一応ノーマルEDは見たのですが、全依頼をこなすとトゥルーEDが出るらしく現在ちょこちょこ挑戦中。
「Malus Code」
一見ギャルゲーっぽい、ホラー要素アリのADV。クリア済みです。
「Sound of Drop - fall into poison -」
邦題:しずくのおと。ホラーADV。いつプレイできるかは不明。
「Muv-Luv」
有名ギャルゲーマブラヴのSteam版。年末にギャルゲをやると宣言したのでさっそく購入しました。ただすでに購入済みのEver17の方を先にプレイするかもしれない。
「パレドゥレーヌ」
PCで明確に女性向けなのは今回これのみ。
想定外の出来事が続き、突如王位につくことになった王女様が主人公の政治シミュレーションゲーム。PS2に移植もされているようで。
体験版ちらっと触った限りでは、かなり歯ごたえがありそう。
善政によって名君として讃えられるのか、武力によって国を纏め上げる乱世の覇王となるのか、毒殺と密告によって恐怖の女王となり国を支配するのか、はたまた傾国の美姫として断頭台に露と消えるのか…全ては貴女次第です。
という商品説明にわくわくが止まらないです。早くプレイしたい。
面白そうなゲーム多くてほくほくです。
以下はMalus Code感想です。
Malus Code
海外から細菌の研究のために「新領域創成科学大学」へ入学した主人公と、研究学部に所属する教授や女の子たちとの交流を描いたサイエンスフィクションアドベンチャーゲーム。
Steamの商品紹介より。
年末からのホラーゲーム脳を引きずっていたので、「ギャルゲーだと思ったらホラーだった!」というレビューに惹かれ、こちらをプレイ。日本語対応してます。
初回1時間ほど、コンプに2時間半ほどかかりました。
選択肢は一切なく、一つEDを迎えるたびに別のルートがオープンする一本道形式のゲームです。メインキャラ(主人公除く)はフルボイス。設定で言語を日本語に変更できるほか、サブウィンドウに別言語の同時表示も可能です。
外国人主人公が日本のとある大学に留学し、同じラボ(研究室)のメンバーと順調に交流を深めていく。しかしちらほらと不穏な影が…みたいな内容なのですが、正直ホラー部分に期待するとがっかりするかと思います。
尺の多くがメンバーとの交流シーンにあてられており、ホラー要素は割と唐突に入ります。そしてふわっと匂わせるだけで終ります。
「これから何か始まりそうだぞ…」という雰囲気は良かったので期待しましたが、結局ほぼそれっきりに近い形で終わりました。映画でよく見る、高まるBGMと背後の気配に怯える女性のシーンで例えると、女性が振り向いて暗転したところで映画も終わり、に近い感触です。
公式説明には「ホラー要素があります」とされてるだけで、ジャンルは「ロマンス アドベンチャー」だし…と納得しようにもその交流シーンもかなり駆け足なので恋愛メインに楽しむのも難しいと思います。
ヒロインたちは割とキャラ立ちしてるものの、乙女ゲームで言う共通ルートぽい団体行動が基本で、個別っぽいイベントは一つか二つです。おまけにその内容も、心情的に近くなったというより、「デートに行ったらいつもとは違う面が見れた、可愛かった」くらいの表面的なものなので、プレイしているこちらとしては感情移入もままならず「よかったね」としか言えない。
立絵が細かく動き、スチルの一部もリップシンクしているなどビジュアル面の演出は良かったです。特にとあるホラーっぽい一幕での立絵の挙動は、こういうシステムでないと表現できない不気味な動きで、目新しく感じました。同時に表示される表情が漫画っぽかったのだけが残念でした。
また理系の大学生らしい会話・蘊蓄も多めで、まったくの門外漢からするとリアルに感じました。それゆえに期待も高まってしまったのですが。
外国人主人公という設定ですが、日本語は堪能なので気になりません。
デベロッパーは日本の会社のようですが、最初から海外展開を考えて制作したのか、日本の大学生特有の慣習(花見シーズンの新歓コンパとか)などに逐一丁寧な解説が入ります。
そうした点も総合して、「日本の大学生活体験ゲーム」という印象で最終的に落ち着いてしまいました。
こんな感じでホラー部分に限らず、あらゆる面において説明・描写不足が目立ちます。
物語の骨子部分も一応推測できるだけの材料の提示はありますが、材料のみで、てっきり入るだろうと思われた真相編や回想シーンはほぼ無いままでした。意味深なシーンとセリフを集めて、自分で回答を作らなければなりません。
起承転はあれど結はない。全編そんな感じです。
男性向けにはメジャーな作風なのか? 私がきちんと読み取れてないだけか?という可能性はありますが、それにしても若干不親切かと。
プレイ後アンロックできてない真相編がないかググってしまったくらいです。
個人的には若干肩透かしなまま終わってしまった「Malus Code」でしたが、レビューにもある通り大きな矛盾などはないので、理系ADV(ホラー)がお好きな方はドンピシャかもしれません。構成というか見せ方が勿体なかった(私には合わなかった)だけの気もします。
新年一発目で乙女ゲーム以外の感想はどうなんだ、とも思いましたが、「そうやってぐだぐだ考えるから更新できないのかも」「感想は熱いうちに打て」と思いなおしてあげてしまいました。
ここまでお付き合いしてくださった方、ありがとうございました。