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トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

下天の華 夢灯り 家康/百地/秀吉ルート感想

下天の華with夢灯り 愛蔵版

ちまちま進めていました。愛蔵版のキャラクタールートの感想夢灯り編他です。
今回は攻略済みの家康・百地・秀吉ルート。無印と大体同じ順で攻略してます。
ネタバレありですので、苦手な方はご注意ください。

※バナーはPSP版です。

 

最初に

まずプレイ開始して「このゲームはフィクションです~」っていう注意書きと同じところに「この物語は『下天の華』の本能寺の変から一ヶ月後の出来事です、誰とも恋愛関係になっていない場合の話です(意訳)」っていう説明文が出てきてびっくりしました。
ざ、斬新…!
わかりやすくて合理的っちゃ合理的です。※回想もきちんと入ります。
無印大団円ルートの派生かな。主人公は同じく安土の盾になってるけど、大団円だと本能寺の変は確か起きなかったですよね?
夢灯りも主軸は(フルコンプしてないので恐らくですが)全員同じです。
今回は「本能寺の変後、再び信長暗殺騒ぎが連続で発生。動物を使う手口で安土の盾(主人公)が疑われるも犯人は実は半兵衛」ってところは変わりません。
誰からいっても初回でネタバレするので、攻略はお好みの順でいいかと。もしかしたら攻略制限はあるかもしれません。
また基本的に無印と個別イベントの展開が共通するキャラクターが複数見られます。
私個人としては主人公と恋人になっていない=無印のイベントが起きていないので、問題持ち越しも仕方がないとは思いました。
ただ無印が良かっただけにがっかりしたという意見もわからなくもないです。(違いはあるとはいえ)焼き直しより新規ストーリーがいいですもんね。
無印と夢灯りでの大きな違いは主人公が精神的に安定していることですね。
無印は親しくなっても「いつバレるか…」「私は嘘をついているのに…」「任務だから暗殺しなくては…」と苦しそうだった主人公。
今回正体を主要メンバーにすでに明かしているうえに、「天下泰平の世を目指す安土の人々を守る」という主人公的に遺憾などまったくない目的のために動けるというベストな職場環境です。
そのためどちらかというとキャラクターが悩み、主人公が支えるという方向性にシフトしていました。
個人的にそこの違いを興味深く感じながらプレイしていましたので、感想もそういう方向が多めになっていしまいました。

 

 

徳川家康 (CV小野賢章)

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今回も家康様の女性苦手をなんとかしよう!という感じで話が進みます。
ただししばらく一緒にすごして主人公の人となりを知っているためか、家康様が割とトラウマ解消に積極的だし主人公にも好意的。無印は最初「困ったな…苦手だな…」という感じの対応だったので。
そして主人公のカウンセリングも細やか。
まずは他のものに気をそらして目を合わせるところから、とか変化して意識しない状態で触れてみよう、とか。
気の配り方が尋常じゃなくて、家康様もあっさり他の女房さんとも会話ができるようになります。
そして無自覚に主人公を口説いてくる。
「他の女性とも会話できるようになりましたけど、あなたは特別な人です。あなたといる時はいつも楽しい」とか言う。
※この時点で特に恋仲ではない。
下心がない分言葉による好意表現がストレートで主人公も赤面するし、私は画面前で「こっぱずかしい!」と悶えてました。
任務のことで悩む主人公に気づいてくれるところ、(まだ疑惑の段階で確たる証拠もなかったので)「なんでもありません」としか言えない主人公の内心を慮ってくれる*1ところはやっぱり家康様だなあと思いました。
暗殺騒ぎの疑いが安土の盾ひいては伊賀の里に向いた時は「私の知る安土の盾はこんなことはしない。きっと何かの間違い。私が伊賀への使者となって確かめてくる」と身を挺して庇ってくれる成長っぷりでした。
そしてこのルート、エンディングでも額へのキスしかしない
昨今珍しいじりじりっぷりでしたが微笑ましくて良かったです。

 

 

 

百地尚光 (CV檜山修之)

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やっぱり主人公が師匠大好きなルートでした。
すでに信行は捕縛されて百地も別の任務に就いているのですが、その関係で安土に滞在。
本能寺の一件のあと彼のことをずっと気にかけていた主人公の手紙を読んで、また会ってくれるようになります。
家康ルートから一転、今度は主人公が口説きモード。
「あなたと過ごせた日々は幸せだった」とか「ずっとお傍にいたい」とか。
師匠も信行様のことが終わって荷が下りたのか気が抜けたのか、無印よりデレ気味です。
特にお香を焚くとイチコロで、顔を真っ赤にしながら「そういう言葉は好きな男に言え」とか弱弱しい拒絶を見せます。忍びだから嗅覚も鋭敏なのかもしれない。
余談ですけどこのお香誰に対しても効果てきめんで怖いんですが、何が入ってるの? 伊賀の里秘伝の房術用とかなの?
無印では重たい雰囲気で拒否されまくってつらかった!というプレイヤーさんには嬉しい糖度。
そして師匠に抱いているのは親愛と恋情のどちらなのか自分でもわからず、よりにもよって光秀兄様に聞きに行く主人公。
呆れつつも「触れられたいと思ったら恋じゃないの」とアドバイスしてくれる兄様、さすがです。結果を報告しろと面白がってる風でもあったし、このルートでも主従仲は良好のようでなにより。
師匠は陰謀関連については歴戦の忍びらしく、さくさく黒幕妨害・特定に動いてくれて頼もしかったです。
功績を評価されて守り神として安土に所属しては、という申し出は(師匠蹴っちゃったけど)面白かった。実現してたら夫婦神というか夫婦忍?
安土の忍びにはなりませんでしたが「これは恋なんだ!!!」と自覚した主人公にやっぱり追いかけられて最終的に観念してたから同じことだと思います。

 

 

羽柴秀吉 (CV森久保祥太郎)

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無印の彼のルートはかなり個人的評価が高いのですが、今回はちょっと残念な部分ありでした。
とにかく張りつめていた主人公を気遣って近づこうとした無印に対し、今回は半兵衛さん関連の事情により突き放し気味というか遠ざけようとします。
またそれに伴って今までぼやかしていた「武将としては当然持っている業」みたいなところが見えてきます。将である以上、戦をしている以上避けては通れない残酷な部分ですね。
秀吉はその辺をわざと見せつけて主人公と距離を置こうとするのですが、主人公はこれまで自分が見てきた彼を信じて真実を見抜く、とそういう流れのルートです。
そこはいいんです。むしろ好みです。
聖人に武将は務まらないという考えなので、彼の(普段なら隠し通すであろう)裏側を覗けてたいへん満足ですし、「本当のあなたはどんな人?」っていう主人公との駆け引きめいた一連のイベントもストライクでした。
気になったのはただ一点。
もう少しやりようがあったのでは?ということでした。
ラスト、このルートだと秀吉主導で実際に軍が動き、伊賀は攻め込まれるギリギリのところまできます。
もちろん秀吉様のはお芝居なので、半兵衛が自主的に罪を告白するのを待っていたということなのでしょうが。
正直秀吉様ならもっとうまくやれたような気がしてなりませんでした。ここまで本格的に動いたら例え嘘でも後々禍根が残りそう…。
主人公に一言もなかったのも大きかったです。信頼してないわけではなく、巻き込みたくない、部下の不始末は自分がつけたいということなのはわかりますけどね。
でもどうしても、「自白を待って、その結果主人公と軋轢が生まれてもそれは仕方がない」くらいの消極的な姿勢に見えちゃったんだよな~…。端から主人公との未来は望んでないというか。主人公<部下、とかそういう問題じゃないってわかってるんですけどね…。
部下への情に厚いところも魅力なのでしょうが、それがあまり良くない風に動いてしまったなという印象のルートでした。

ここで主人公に説明する方が言い訳がましくなる、主としての務めを優先してこそ素敵っていうのもわかりますけど。

私はもっとこう秀吉様には「お姫さん!好き!だから絶対諦めない!」くらいの勢いでいてほしかった。
たいへん惜しかったです。

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*1:たまに拒絶のように受取って「なんで話してくれないんだ!」と悲しむ攻略対象がいるので。