トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

ニル・アドミラリの天秤 キャラクター感想

総評をあげたのはだいぶ前…。遅くなりましたがニル・アドミラリの天秤キャラクターごとの個別感想です。

今回は数行だけの簡単なものになりますが、ネタバレはありますのでご注意ください。

また一部キャラのみ別ゲームと比較するような内容があります。

いつもは公式お勧め順(昌吾→翡翠→滉→紫鶴→累→隼人)でやるのですが、途中で滉は四人目がいいかもとフォロワーさんにアドバイスいただいて、結局昌吾→翡翠→紫鶴→滉→累→隼人でやりました。個人的には正解でした。

今回はシナリオライターさんもかなり悩んだそうですね。

続きからプレイ順に感想です。

 

 

鵜飼省吾 (CV木村良平)

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傷を抱える者。
たぶん同ライターさんの「ガーネットクレイドル」の透矢の系譜を引くツンデレ…ツンギレ?なんだと思いますが、透矢*1ほどハマらず。ツンの部分が「女のくせに!」という理屈一辺倒だからかな。仮想とはいえ大正時代の価値観を保持しているのは彼だけとも言えるのですが。
繊細さとコンプレックスゆえに周囲に反発しまくりですが、根が素直なのはいかにもいいところのお坊ちゃんという感じ。他攻略キャラがしっかりしすぎているのでねー。
期待以上ではなかった、というだけでいいツンギレではあると思いますので、彼の言動を「あらあら強がって」と受け入れられる大人なプレイヤーさんには可愛い人だと思います。

 

 

星川翡翠 (CV逢坂良太)

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愛焦がれる者。
彼は母親が遊女だった来歴などにより、女性が苦手で性的なことに嫌悪感を抱いています。
しかし主人公に恋をしてしまい「彼女には誰も触れられないまま、穢れのないままでいてほしい。でも好きだから触れたい」という葛藤にさらされることになります。
こういう「理想を求める少年時代からの過渡期」みたいなテーマは大好きです。綺麗なままでは恋はできないわけです。
このようにストーリーは結構好みですし性格は割と紳士で男前だったのですが、彼自身の見た目がかなり美少女めいた美少年でプレイしている私は「恋愛」という感じにならなかったのが残念でした。
ショタ萌えがないんです…。すごい悪いことをしている気分になるのでいまいちのりきれず…残念でした。

 

 

汀紫鶴 (CV鈴村健一)

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迷いに惑う者。
色ごと担当ぽい恋愛小説家で彼のルートだけ稀モノというより、かつて師事していた推理小説家の死の真相に焦点が当てられています。そういう意味でちょっと異質。
人の機微に敏感で主人公が迷うような場面では頼れる大人でもあるのですが、意味深なセリフではぐらかして本音を見せないなど当時の文豪らしく(大変な偏見)ふらっとどこかいっちゃいそうな人でもあります。
そんな掴みどころのない彼を捕らえることができる(=主人公に執着させることができる)か?みたいなルートです。
シナリオの色々なところに花の香りの石鹸や香水が出てくるのも素敵でしたが、金魚がモチーフやたとえに使われているのも好みでした。
ゆらゆら水底に沈んでいるような文章が危うい雰囲気を出してて良かったです。

 

 

鴻上 滉(CV岡本信彦)

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囚われている者。
絶対「怪しく見せかけて本当はいい人」的ミスリード枠だと思ってたら、実際裏切り者で逆にびっくりした。
基本単独行動だしそっけないけど、本当は映画が好きで感情移入しやすい不器用な一匹狼タイプです。
滉は四木沼の義弟でありこれまで諦めて諾々と指示に従っていたっぽいのですが、四木沼の目的の一つに「特殊能力を持つ主人公に彼の子供を産ませる」があると知って、このまま命令に従って裏切り者でいるか、カラスを敵に回すか選択を迫られます。この辺の苦悩とか葛藤が醍醐味のルートです。
中盤まで主人公への好意が見えないし生気も感じられないので別の意味でハラハラしてましたが、後半の暴走っぷりに彼の変化が見られてほっとしました。主人公からの一方通行で彼は冷たいままだと思ってたら実は情熱的に思われていたってところが萌えポイントかと思われます。

 

 

鷺澤累 (CV櫻井孝宏)

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真実を求める者。
てっきりこっちが裏切り者というかカラス関係者かと。
初登場時から「絶対情報聞き出そうとしてるよ!!怪しい!!」と疑念全開でかかってました(笑)
蓋を開けてみると「カグツチ」のリーダーで、フクロウの敵対組織に近い存在ではあったものの、主人公には一目惚れしていたので優しい態度は上辺だけでもありませんでした。
親しくなってからもカグツチだと打ち明けられてからも、いつ「利用してただけなんだ、ごめん」と言われるかと身構えながらのプレイでしたけどね。
本当に主人公が好きなんだと確信し、一番萌えたのは主人公がカラスにいったん攫われて帰ってきた後のシーン。
嫉妬とか混乱を怒りに変換した累は主人公にひどい言葉をつきつけ、主人公は彼の傍から離れようとします。すると一転弱気というか頭が冷えた(冷静ではない)累に「ごめん、君を手放すのが一番いいと分かっているのにできない」と縋りつかれるイベントです。ここまでずっとどこかで疑っていた。どれだけ疑り深いんだよ。
余談ですがカグツチバンカラスタイル滅茶苦茶好きです。

 

 

尾崎 隼人(CV梶裕貴)

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正義を貫く者。
共通の時点で主人公に気がある&わざわざ婚約者の姓が出ていることから婚約者だろうと思ってたら、これは当たりました。
頼れる兄貴分で、個性的なフクロウのムードメイカー的キャラクターです。
攻略キャラの精神的な揺らぎの描写が多い今作において、どんな時も安定してる彼はかなり頼もしくて期待していたのですが…。端的に言うと隠しキャラにかなりルートの尺を喰われてました。
隼人のルートでありながら真犯人を追う過程で「どういう人物なのか」という描写も入るので、どうしても彼のエピソードが省エネ気味。
よって一番好みのキャラクターなのですが、いまいちシナリオの構成は勿体なく感じました。

 

 

隠し (CV???)

一応伏せましたが以下ばんばん名前出ます。
発売前に「グリリバだし絶対何かある。真犯人か隠しキャラじゃない?」みたいな意見を複数拝見したのですが、まさしくその通りでしたね(笑)
攻略対象になる以上声優さんにもこだわりたいだろうけど、有名声優さんの弊害というかある程度メタ読みできてしまうのは仕方がないですね。
隠(CV緑川光)さんはフクロウの研究部所属。かつて書生として主人公の実家に世話になっていた過去により彼女とも面識があります。稀モノの研究においては優秀ですが、生活能力は低く、そもそも他のことにほとんど執着を持てないようです。
そんな彼が気にかかり、主人公が食事を差し入れたりして交流しているうちに、彼の心の傷や闇に触れる…というルートなのですが。
こちらはこちらで隼人ルートと展開がほぼ同じでした。一応エンディングで精神的な救いはあったと思うのですが、わざわざルートを分けるならもうちょっと変化が欲しかったというのが最終的な感想で終わってしまいました。

 

 

その他

実は今回かなりお気に入りのサブキャラがいました。

笹乞藤一郎(CV石井真)さんです!

この劣等感から屈折した感じといいツンといいすごく攻略したいキャラでした。無理だろうとは思いつつもFDで彼のエピソードを…!と公式サイトの人気投票は彼に入れました。

彼の過去に深く触れられる紫鶴ルートもよかったのですが、ちょっと主人公にデレる翡翠ルートがお気に入りです。

続編でちょっとでも出てきてくれないかなあ、無理かなあ。

 

 

※「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。

 

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*1:というか私が透矢好きすぎる