トランクルームとスレイベル

ゲームの感想 乙女ゲ多め

サイケデリカ 自分用メモ

今回黒蝶/灰鷹のサイケデリカシリーズの世界観などの自分用のまとめになります。

両方のシリーズの真相のネタバレしかありません

ラスト、考察とも呼べない、というか妄想でしかないメモも引っ付いてます。

それでもよろしい方だけどうぞ。

 

※ややこしいのでゲーム自体を指す場合『黒蝶』『灰鷹』とします。

サイケデリカとは

元々は「あの世」という意味。
『黒蝶』の「万華鏡」、『灰鷹』の「カレイドヴィア」は現世とあの世を一時的に結ぶアイテム。
作中では主に、そのアイテムを使ったときに生じる現世とあの世の狭間の世界を指してサイケデリカと呼ぶ。
しかしどちらも不完全な状態※で発動している。
※『黒蝶』の時は発動寸前に、使用者である緋影が破壊。
※『灰鷹』の時はそもそも4つ必要な魔石のうち1つしか存在していなかった。

 

 

どんな世界なのか 『黒蝶』ver

緋影とその腹違いの妹(ウサギ)が生前住んでいた、湖のほとりの洋館そっくりの世界。
どのような手段を用いても外には出られず、館の内部は不自然に広くなっている。窓の外はいつでも暗いが、夜になると雨が降るのでそれである程度の時間を把握できる。
死ぬ前に人はすべてを忘却してあの世に行くため、この館を訪れる者も記憶をなくしている。
すべての記憶をなくしたものは、やがて白い蝶に導かれてあの世へ旅立つ(=輪廻に戻る?)。
しかし現世への執着が強すぎたり記憶が残っていると、不完全な状態で存在が残る。そのまま絶望してしまうと黒い蝶に導かれて化け物になり、最終的には虚無の世界奈落へ落ちる。
館は思念世界のようなものなので、強い願いにより影響を与えることができる。例:念じれば銃が出る、など。
発動者が緋影のためなのか彼の願いが一番強いためなのかはっきりしないが、現在は緋影の影響が一番強い。
紅百合、山都、鴉翅、紋白は肉体は生きていて魂のみ囚われている状況。

 

 

どんな世界なのか 『灰鷹』ver

オルガとエイプリルの住んでいた雪の深いとある街そっくりの世界。
一切雲が晴れることはなく、冬が終わることもない。また街に出入りする者もまったくいないが、誰も疑問に思わない。
住民の魂まるごと囚われていて、ほとんどの人間が気づいていないが、本物の街は雪につぶされているとのこと。
今の街の住民たちはお互いの記憶によって存在しているようなもの。だが死に向かう者として当然の流れで、彼らも少しずつ記憶を失っている。
よってカレイドヴィアを完成させて現世と道をつなげる=解放すると、街はなくなるし住民も消える。ただしあるべき流れ(輪廻)に戻ることはできる。
カレイドヴィアが完成されないままここで死ぬと、魂が完全に消滅するか別の世界に迷い込むか奈落に落ちるらしい。

 

 

館の主の目的:『黒蝶』

元々は病で死んでしまった妹に再会すること。
しかし直前になって尻込みし、発動しかけていた万華鏡を破壊し拳銃自殺。死した後は万華鏡のサイケデリカに囚われるが、他の人間と同じく記憶を失ってしまう。
理由もわからない他者への憎しみと万華鏡が自分の望みを叶えてくれるアイテムということだけ覚えていて、館に迷い込んだ人間を騙して万華鏡の完成のために利用している。万華鏡が完成したらすべてを(この館の世界を?)破壊したいらしい。
※ただし万華鏡はあくまでこの世とあの世を結ぶだけのもの。なんでも願いを叶えるアイテム、というのは記憶が不完全な緋影の思い違い。
生前、妹を蘇らせるためにあらゆる禁術の研究をしていたらしく、その影響か人の記憶を覗き見ることができる。

 

 

二人の目的:『灰鷹』

オルガの望みは「(死んだ)妻にもう一度会うこと」、エイプリルの望みは「4人で幸せだったあの頃に戻ること」。
しかし前述したようにカレイドヴィアが不完全な状態だったため、そこに住む住民ごと街1つがサイケデリカに閉じ込められることになった。
自分の望みが叶わないと知ったオルガは、その後は妻を殺した妹や住人への復讐のため動いていた模様。
エイプリルはカレイドヴィア発動時すでに死亡していたためか、記憶を失い存在の不確かな亡霊のような存在となる。

 

 

奈落の世界

何もない虚無の世界ということになっている。
が、条件が整えば落ちきる寸前に誰かに引っ張り上げてもらうことが可能らしい。
またその場合、(万華鏡やカレイドヴィアが完成せず)サイケデリカが消滅していなくても解放されることもあるようだ。
例:『黒蝶』のカズヤED、『灰鷹』の少女ED。

 

 

ヒューの正体

かつて灰の魔女と共にいた灰色の鷹。現在は色々なサイケデリカを旅している模様。
『黒蝶』の絵本に出てきた旅人?

 

 

少女EDは『黒蝶』のどのEDの派生なのか?

ベストEDか緋影EDっぽいけど、どちらにも単純に当てはまらない気がする。ミックス?
『灰鷹』でヒューが言うには「サイケデリカで死ぬと魂が死ぬか別の世界に迷い込むか奈落に落ちる」らしい。
それが『黒蝶』のサイケデリカにも当てはまるとすると、別の世界(『灰鷹』の街)に迷い込んでいる緋影と鉤翅とウサギは、万華鏡が完成する前にサイケデリカで死亡していることになる。
しかしベストEDだと鉤翅と緋影が同時に死亡→万華鏡使用の流れ。ウサギについては描写なし。
緋影EDだとウサギが死亡→緋影は己の行いを悔いて自害→主人公が万華鏡発動の流れ。鉤翅については描写なし。
前者だとウサギ、後者だと鉤翅はサイケデリカから解放されてないとおかしい。なのに3人揃っている。
描写外で二人が死んでいる可能性もなくもないし、ウサギは『黒蝶』では規格外の存在だったらしいのでそれがどう関わってくるかは不明。
ただ鉤翅のことを無視すれば、緋影ルート→少女ED(湖に「蝶を見に行く」という会話をしている)→緋影ED(湖で再会)だとすっきりまとまりはする。

 

妄想で補完するとベストED→少女EDのほうが好きかな。
ベストEDだと緋影は館の主の精神性のまま、鉤翅は紅百合と対話して改心(というとちょっと違うけど)して死んでいる。
この差がロレンスに記憶があって、エルリックにはない理由かなと。ロレンスの性格は改心後っぽく見えるし。
あとヒューを見てるとサイケデリカどうしは、どうも時間の流れが異なるように見えてならない。というか「旅人」たちは時間の流れとか超越している気がする。
ベストED後エルリックは記憶のない状態で『灰鷹』の世界でジュドたちと関わる。その影響で館の主になる前の本来の自分を取り戻し、そして少女EDへ…という若干ループする感じだと私が好み、ということでこじつけているだけだけども。
これだとベストEDでも緋影に救いがあるし!
ウサギは…どうだろう。緋影が心配でついてきたとか。無理があるか。
この辺は判断材料が少ないので、正解は出ませんが。他の方の考察とかも探してみようと思います。

 

お疲れさまでした。

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