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トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

Collar×Malice キャラクター感想

現在二日遅れで届いた「薔薇に隠されしヴェリテ」をプレイ中です。

フェルゼンとダントンはEDを見ているので、早ければ今日中、遅くても明日までに感想書ければいいな!

以下はCollar×Maliceのキャラクター感想です。好き勝手書いていますしネタバレしていますのでご注意ください。

 

 プレイ順で書いてますが、個人的には榎本→岡崎→笹塚→白石→柳の順がいいのかなと感じました。白石さんは後にした方がいいという以外は完全な好みです。

 

岡崎契 (CV梶裕貴)

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一見ふわふわ、その実かなり食わせ物のSPさん。
彼は自分の死に場所とも言うべき、「(自分が死んでも)守るほどの価値がある人間」をずっと探しています。
つまり「主人公だから守りたいと思った」ではなく「守りたい人の条件にたまたま主人公が合致した」タイプなので、ちょっと苦手でした。そのことに気が付いた主人公が(感情的ながら)こちらの言いたいことを言ってくれたのでだいぶすっきりはしましたが。
「じゃあ私じゃなくてもいいじゃないですか」と主人公に怒られて、岡崎が「言われてみればそうなんだけど、君がいいんだよね、なんでだろう…」と自問の果てに「あ、君のことが好きだからだ」と気づく流れは、理解はできる、けども! もう一声君はここが違う、みたいな具体的なエピソード欲しかったというのが個人的な感想。中盤の印象が強すぎて、付き合いだしてからも「恋人としての君は、ちょっと思ってたのと違ったみたい」とか言って振られそう…とか思っちゃったので。
普段親しくしててもアドニスとの関連有の疑惑が生じた途端銃を突きつけられるのは全然OKだったんですけどね。SPさんだし。そこに関してはむしろ主人公が「アドニスに目をつけられて命の危険がある状況でも、怖がりながらも逃げずに自分の使命を果たす人間(=岡崎的守るべき特別な人)」だと知ると途端に命令より彼女を優先する方が気になりました。「彼女に危険があればあるほどいい」とか言っているのでどう見ても彼は正義より自分の欲求で動いてますよね…。
いかにも何にも執着しなさそうな岡崎が、主人公を守る人認定した途端過保護になったり、独占欲を見せたりするところは美味しかったので上記の部分が尚更惜しく感じました。あと絶対守ってあげるからどこにも行っちゃダメ的監禁EDあると思ってた。
死に場所探しは根本的には自分の価値とか存在証明のためだったようなので、主人公が「あなたがいないとダメ」的な説得をすれば解決です。ラスト、アドニスの拠点に乗り込むシーンで「両方生き残る!」と二人で共闘したシーンを見る限り、多分もう大丈夫。
余談ですがどのルートでも主人公の弟香月にうまく取り入ってて笑いました。

 

 

 

榎本峰雄 (CV斉藤壮馬)

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明るいというか騒がしい元機動捜査隊所属。
一連のX-day事件の先駆けとなった事件の被害者として尊敬していた先輩を亡くしているのですが、捜査をするうちにアドニスの言うとおりその先輩が誤認逮捕をしていた事実が判明してしまい、しかもその遠因に自分の出世があったとわかって尻込みというかやる気喪失している状態です。
それを主人公が若手ゆえの新人ゆえの青いガッツで向き直させる…というルートです。今思い返してみるとなぜかスポ根ものに近いイメージがあります。怪我でスランプになった先輩を新入生マネ―ジャーが励ましたり背中叩いたりして復帰させる感じ。
二人ともとにかく真っ向勝負!という感じで見ている方がハラハラしました。悪いことしたら謝る、腹が立ったら怒る、ととにかく感情表現や行動がストレート。例の誤認逮捕の被害者にも直接謝罪に行くんですよね…。
いやそもそも榎本が謝罪するのは(組織的に見ても)ちょっと違くないか、とかただ謝罪だけされても困る人、怒る人もいるだろとかいうのは野暮なんでしょう!
恋愛もなんというか、すごい青い感じでした(笑) 中学生とかの席が隣になるだけでドキドキしている感じ(※イメージです)。主人公の何気ないしぐさや発言に、榎本が一々意識したり慌てたりするのが可愛かったです。

 

 

 

笹塚尊 (CV浪川大輔)

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ツンデレというかナチュラルSな元サイバー犯罪対策課所属。今作最萌。
目標を与えて努力を怠らせない。うまくいったらきちんとご褒美。弱ってたらきちんとフォロー。笹塚さんの調教物語、というと語弊ありまくりですが。割とこんな感じ。一方通行ではなく笹塚の方も主人公を気にかけているのがわかるシーンが度々入るのが大変良かったです。
上から目線は絶対無理!という人は苦手なのかな。彼はやることはやってるし実力もあるので私は気になりませんでした。
笹塚本人に「正義」の持論はありません。今回彼は銃刀法復活そのためだけに動いていてそこはぶれない。むしろ来歴だけ見れば、母親を以前ギャングに撃ち殺されている…どちらかというと今回の「執行者」寄りの立場。実際に復讐のお膳立てしてやるから、とゼロにスカウトされてますしね。なのに主人公を泣かせるのは嫌だから…と戻ってくる笹塚さんマジギルティ。
「バカ猫」というあだ名がだんだん甘くなってくる声優さんの演技が素晴らしかったです。

 

 

 

白石景之 (CV木村良平)

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すごくうさんくさい科捜研のプロファイラー。事務所組では唯一の現職員。

こういう人を食ったキャラはあまり得意ではないのですが、戸惑う姿が可愛くて笹塚さんに次いで二位です。
無関心からくるデリカシーの欠けた言動で周囲に忌避されていますが、いっそ変わっていると言えるほど素直でわかりやすい主人公に興味を持ち、捜査協力する代わりに観察させて、と取引を持ちかけてきます。しかし建前。
怪しいですよね? その疑惑正しいです。彼がアドニスの内通者の一人です。√に入って早いうちにわかるのでびっくりしました。ずっと怪しい行動をとっているけど蓋を開けてみると、実は一人でアドニスを追いつめるところまでいっている唯一の警察官…みたいなポジションかと予想していたので。白石はアドニスに幼少期から訓練された一人で、警察に入っていずれ来る日を待っていました。ロシアのスパイかな? 今回はゼロから「主人公のかけがえのない人間になれ、その上で正体を知った彼女がどのような行動に出るか見たい」と指令を受けそのように行動してたというわけです。
しかし前述のように彼は他人の心理にこれまで(仕事関係以外)は無関心。好かれろ、と言われても方法がわからず、とにかくよくある他人の行動を真似ますが上っ面をなぞっただけなので主人公には響きません。試行錯誤しているうちに、主人公の方が慣れて白石の扱い方を覚えてしまいます。あくまで好かれるための演技のはずが、そこに混じった白石の何気ない優しさを拾って喜ぶ主人公と接しているうちに彼の内面にも変化が。嘘から出た実というか、彼は本当に主人公を大切に思い始めている自分に気づき、わざと「これまでのは演技だった」「観察し終わったからもう用済み」と冷たくして遠ざけようとします。多分こうすることで自分自身も誤魔化そうとしていたんだと思われます。
ここで引かないのが今作主人公。胸ぐら掴んで「そうやって本音隠してはぐらかすのやめろ!(意訳)」と説教する主人公が最高に熱かったです。そこで観念した白石がその後すべてを裏切って主人公の首輪を外すためだけに行動するのも良かった。その結果や彼の設定から考えると個人的にはあのEDもしょうがないよなーという感じなのですが、1人だけ不遇という意味では納得いかない方もいるかもしれない。
何気ないシーンなのですが、お気に入りは主人公の疲れを取りたい一心で行動した白石が「優しい」と言われれて本気で戸惑うところ。好かれようとして取った行動ではなかった、白石的にはそこまで喜ばれる行動ではなかったので驚いた…というのが伝わってきて可愛かったです。声優さんのちょっと声が揺れる演技も良かったです。
プロファイリング担当なのに人の機微には疎いのか…と若干腑に落ちませんでしたが、多分教科書通りの「こう反応したらこの可能性がある」という公式的な推理には強いんだろうと自分を納得させました。あとは他人事の場合と実際自分が置かれた場合では大違い、ということかな。
全然関係ないですがこの√の担当する事件の真相がいい感じに後味悪くて好きでした(悪趣味)。

 

 

 

柳愛時 (CV森田誠一)

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元捜査一課所属、正義感が強く冷静なみんなのまとめ役。キャラデザめちゃくちゃ好きです。
親戚のお兄ちゃんポジションの人。かつては熱血だったけど今は少し落ち着いた先輩デカと彼の過去を思い出させるような熱血新人…みたいな2人でした。
ガチガチに攻略制限がかかっていたため真相ならではの内容になるかと思いきや、今までの総ざらいのような流れだったのでちょっと食傷気味でした。さすがにこれまで4人プレイしているからね!
主人公とはずっと昔同じ事件に巻込まれている、という共通の過去があってそこを結構引っ張っているのですが、正直あまり必要性を感じませんでした…。一応その経験が、柳の正義観の礎の一部になっているとは思うのですが、主人公にはあまり影響がないしそもそも忘れているしでもっと別のところを描写してほしかったなと。
2人は上述したように出来る先輩と後を追う後輩、という感じの関係性なので、警察としてはまだまだで守ったり教えたりして可愛がっていた主人公が、「柳さんの隣に立ちたい」と頑張ってその実力を身に着けていくというのは王道というか自然で良かったです。が、そこから恋愛にまで発展するのが少し急だったかなと。柳さんに頼る主人公が恋愛感情を抱くのはまだわかりますが、逆はいつ好きになったかはっきりしないので。どちらかというとそちらを重点にしてくれたらより好みだったのかなと思います。
唯一黒幕とも決着がつく√なので、新宿の未来的には明るいですけど。

 

 

 

ゼロ(黒幕)

フルコンプ後ちらりと他の方の感想を拝見しましたが、「ボイスチェンジしてても声の演技でわかる!」という方が一定数いてビビりました。全然わからなかった…。ハナちゃんの声は分かりやすかったと思いますが。
私は一周目は普通に全員疑っていて、二周目の榎本ルートで確信しました。あのルートで主人公を庇って撃たれて、意味深なことを言って倒れるうえにその後首輪がほとんどしゃべらなくなるので。書いといてなんですが、そういう意味では一周目は避けた方がいいのか?
残念だったのは「なぜ主人公だったのか」の根拠が弱かったこと。すべてのEDを見ると黒幕視点というかアドニスの前日譚的SSが読めるのですが、もう執行者のくだりは各ルートでお腹一杯だったので、そこを削って主人公関連のゼロの心理描写を増やしてほしかったです。一応は語られますけど、正直主人公みたいな人間は実際には珍しいだろうけど全くいないわけではないだろうし、メタ的に言えばゲームというかカラマリ世界にはそれなりに居そうだと感じたので。岡崎の時も言いましたが、そこからさらに一歩踏み込んで「主人公でなくてはならない」根拠なりエピソードなり披露してほしかったなと思いました。
御國関連では、主人公目線だと「相棒のような関係だったのにいつの間にかズレて決裂した(その代わりとして自分を求めた)」だったのですが、彼目線だと最初から「こいつは何もわかってない」だったので、本当のところどっちだったのか地味に気になりました。

 

 

 

主人公 星野市香(名前のみ変更可能)

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絶対的に当てるマン。名前のみ変更できるって書いてあるけど大体星野呼び。

ハッピーエンドに行ける√では、致命傷にならない身体・頭を避けて腕や障害物を狙うなど条件付きにも関わらず狙撃率ほぼ100パーセントを誇る。ゴルゴかな???
「殺したいほど誰かを憎んだことがない、想像もつかない」オトメイト的優等生主人公で、総評で社会人としては甘い的なことを言いましたが、それはそれとして彼女のキレ芸は大変好みです。攻略キャラの面倒さに直面したプレイヤーのもやもやを払拭させるべく言いたいことをズバリと言ってくれるので、彼女のおかげでスッキリできた部分は多々あります。白石ルートなんて胸ぐら掴んでメンチきるスチルあるからね。
どの√でも反抗期の弟に悩んでいて、解決しても別の√ではまたまたツンツンされて不思議な徒労感があった。
いろいろお疲れ様でした。

 

 

 

 

フルコンプ感想というか愚痴

システム面に関してはいつものオトメイトさんなので、不便はほとんど感じなかったのですが二点だけ。
まずトリガーシステムの当たり判定がわかりにくいこと。説明書読んでもタイミングよく的に当てよう的なことしか書いてないので、内側の円に合わせるのか外側のに合わせるのかわからず最初はかなりてこずりました。
それからエンディングリストが存在しないこと。BADEDがたくさんあり、しかもEDを全部見ることが条件のトロフィーが存在しますのでこれは不親切。
推理面に関してはアリバイ崩しなどあってないようなもので「交換殺人だから!」これで全√押し切るので最後は飽きてきます。
公式サイトのアドニスに関わる者達の中から犯人を当てるのかと思いきや、まさか全員犯人とは。ここは狙って作ったのでしょうか。
また最後のゼロの正体当てに関しては、結局プレイしてきたことのほとんどが意味のない絞りこみになってしまったので残念でした。
シナリオ面ではBADEDが唐突というか、一度流れをぶちっと切ってからその後のキャラor主人公はみたいなシーンが入るタイプなのでいきなり主人公が病んでたりして呆気にとられました。BADED大好きですけども、もう少しなるべくしてなったというストーリーが読みたいです。途中を省略せずに。

サスペンスと銘打たれるとどうしても、不安や緊張、驚きの結末を期待してしまいますが、今作はそれらが期待していたよりも控えめだったかなーというのが総評の☆の数に繋がっています。
結論も「何のかんの言っても悪いことは良くない」「純真なままの人(主人公)が一番」で終わってしまうんですよね。サスペンス部分に大いに期待していた身としてはそのラインからもう少し踏み込んでほしかったみたいです。
とはいえ陰惨な事件、暗く重たいストーリーやドロドロの心理描写や結末など、乙女ゲームなわけだしオトメイトさんにも譲れない作風というものもあるだろうし、これらを期待した私がどうかしていた。ほんとに。
大きな矛盾点もないし、結論は上記のとおりだけど主人公が「正しいとは何か」と考える描写はあるし、綺麗にまとまっていたとは思います。
プレイ時期もよくなかったかも。実は発送が遅れて発売日より一日ずれこんだので、以前DLしていたCHAOS;CHILD(別メーカーさんですみません)の体験版をプレイしながら待ってたんですよ。これが体験版の段階ですごくエグくてグロくて面白かった。いずれきちんと購入したいです。そのせいで無意識にハードルあがっちゃったのかもなーという大変個人的な事情。

 


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