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トランクルームとスレイベル

乙女ゲーム(+α)の感想など

夏空のモノローグ 篠原感想

夏空のモノローグ

そろそろPSPがやばいです…充電の持ちが…

PSPソフトいっぱい積んでるのでなんとか頑張ってほしい!

夏空のモノローグ、篠原ルートネタバレ感想です。

 

 

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篠原涼太(CV代永翼)

クールで人付き合いを好まない後輩。主人公には特にそっけない。
彼のルートで泣いた、というような意見を目にしたことがあるのですがむべなるかな。彼の場合はループどうこう関係なく、基本的に救いがない。

他の部員と比べてどこかぎこちない二人を心配して(暇を持て余していたっていうのもあると思う)「二人は仲良し計画」が発案、実行されたのがすべての始まり。

これにより昼休み、放課後などなるべく一緒に過ごすことを義務付けられた主人公と篠原はゆっくりですが色々な話をするようになります。

計画の一端として二人で図書館を訪れた日、主人公は篠原の中学時代の知り合いであるという少年に連れ出され「篠原から離れた方がいい。あなたが不幸になる。あいつは一人で生きるべきだ」と不穏な警告を受けます。戸惑い、当然ながら反論する主人公。篠原本人が登場してしまったことで結局理由は聞けずじまい、うやむやのままその日は終わるのですが次第に主人公自身も篠原に違和感を覚えるようになります。

例えば部室で毎日同じ本を読んでいて、主人公がそのことに触れると一言一句違わず同じ感想を述べるとか。例えば毎日のように同じ理由で主人公を図書館に誘うこととか。それを指摘すると真っ青になった篠原はそれでも理由を話してくれません。そこで主人公は何か知っていそうだった図書館の少年に今度は自分から接触することにします。

個別に入ってからひしひしと嫌な予感はしていましたが、篠原には記憶障害がありました。彼の読んでいる本のタイトルがとってもネタバレ。知識や習慣は問題ないようですが、いわゆるエピソード記憶を新しく覚えられないようです。元は物忘れが激しいくらいのレベルだったのですが、中学時代の事故でより症状が進行してしまったとのこと。

図書館の少年とは記憶障害を隠して友人となりましたが、事故で程度がひどくなったため気づかれ、結局それ以降篠原とは付き合わなくなったようです。主人公はその時は、私は篠原君から離れない、と思うのですが…。

重い、重いよ。血の繋がった親でも悩むよ、ましてや高校生には大変荷が重い。
おまけに少年との会話を目撃した篠原にさらに、数年後には新しい記憶をまったくおぼえられなくなること、ループのおかげで症状が止まっていることを教えられます。じゃあループの間にたくさん思い出を作ってあげよう!と思い立つ主人公。

ここは本人も言ってますがちょっとお節介かな、と思わなくもなかったです。でも後から考えると一歩引いている篠原からするとこの強引さはとても嬉しかったんじゃないかな。「事情は分かった、でも(君が好きなので)関わりつづけるよ」ということなので。

しかし忘れられない思い出づくりのために、科学部総力を挙げてデートプランを作るんだけど、思いっきりカガハルがネタにされていて笑っていいのか切なくなっていいのかわからなくなった。(なんとなく事情が察せられる)木野瀬君と並んで真剣に主人公と篠原が仲良くなるよう議論したのかと思うと…うん…。君たちの!ルートで!幸せにする(した)から!ごめんな!!

その甲斐あって、登山デートしたり動物園デートしたりかなり可愛らしいもうこれ付き合ってない?状態になるのですが、海岸デート中お互いぽろりと相手が好きだと言ってしまいます。「私がいて迷惑じゃない?」「好きな人といられるのに迷惑なわけない」「私も」「えっ」「えっ」みたいな感じ。二人とも可愛かったです。ループ中は症状も緩和しているようだと聞かされ、普段の態度に特に変化がないとはいえ正式に恋人になれて幸せいっぱいな主人公。
しかし部長によりループ解消の手段が見つかったと告げられて事態は一変します。篠原のため、まだ思い出が足りない(というよりいつまでもこのままでいたい)と思っている主人公は、こっそり部長に事情を話してループを延長してもらおうとします。部長は冷静に単に忘却の事実に気づいていないだけで篠原の症状が緩和していない可能性があること、そうである以上ループを続けるのは逃げに過ぎないことを指摘します。

たまらず篠原のもとへ行き、自分とのデートを覚えているか聞く主人公。あげられるひとつひとつの思い出に首を振る篠原。他にも何か忘れてしまっているのか、と聞く篠原に彼女は自分と恋人になったことを言い出せません。「何も忘れてない」とうそをつきます。速攻で見破られますけどね。

迷った末に再び告白する主人公ですが、篠原は拒否します。思い出を共有できないことは辛いこと。これから症状が進行していく自分と一緒にいても辛い思いをするだけ。傷つくのも傷つけるのも嫌だ。好きな人に不幸になってほしいわけがない。だから、もう関わらない。これまでの篠原のスタンスの理由がわかる魂の叫び。すごく胸に刺さりました…。
彼の備忘録がわりの手帳(ループではリセットされてしまうのでほぼ意味がない)を主人公が見てしまうシーンがあるのですが、そこを見る限り篠原は人付き合いができないでいた自分を受け入れてくれた科学部を大事に思っています。でも手帳に記録している限り、自分が忘れてしまった記憶が増えていくことに気づいてしまう。そんな状態なので、科学部のメンバーとも深くは付き合えず、普段は僕に関わらないでほしいという態度を貫いています。でもどうしても辞めることもできない。だって本当は寂しいしみんなが好きだから。篠原…!態度悪いなこいつとか初周思ってて本当ごめんな…。またノート最後に神様にすがってでも奇跡を願うような一文があって心臓が痛かった…。
木野瀬に背中を押してもらった主人公は、「私が不幸になると決めつけないで」「いつか不幸になるかもと言って今篠原君を見捨てる方がよっぽど不幸」「忘れてしまっても私が毎日教えてあげる」と真っ向から反論。なんか覚醒してる!すごいぞ主人公、まるで救済聖母系主人公のようだ!でもこの勢いがとても嬉しかった。篠原がどんなに嬉しかったかを考えるとさらに嬉しかった。
いよいよループ最後の29日、篠原が以前語ったクジラの話の続きを話してくれます。子供の頃海岸を散歩していた篠原は打ち上げられた子供のクジラを目撃し、さびしく死んでいくのが自分のようだと思ったものの、どうなったかは覚えていないというこれ自体けっこうきついエピソード。

思い出した結末は、親クジラが迎えに来たためなんとか海へ戻ろうとする子クジラを篠原も押して手伝って、無事帰してやったというものでした。自分の分も幸せになれよと思って頑張ったんだった、という一言が再び刺さりました。子供の頃ということで増すこの健気でいじらしい感じ、そして悲壮感…勘弁してほしい。

まあ、クジラのエピソードを語ったこと自体を忘れているときもあったのに以前その話をしたことをちゃんと思い出した+今回はその先まで思い出した=記憶は思い出しにくいだけで完全に消えるわけではないのかも、というほんのり未来に希望をもたせる演出なのですがね。
こんな感じであまりに篠原側の事情が重たすぎるため、主人公が相対的にぐっと成長していたルートでした。なんだろう、彼は私が支えなくちゃ!としっかりしたというか、主人公の明日への不安<<<篠原の明日への不安だったため彼女が悩む余裕はなかったというか。主人公も記憶喪失になっているのでそこをもっと触れてくるかと思ったのですが、ちらっと対比に使われのと過去篠原が主人公に少し親近感を持った程度のあっさりしたものでした。
しかしカガハルと同じく篠原も事故にあっているのがちょっと気にかかります。何か関係があるのでしょうか。

 

次は攻略対象がほぼ高校生の中では異質な浅浪先生。
ここまでお疲れ様でした。